2019/02/15
2019年2月10日に開催された【第61回グラミー賞】でのパフォーマンスに後押しされ、ドリー・パートン、ケイシー・マスグレイヴス、H.E.R.、そしてブランディ・カーライルのストリーミングが劇的に伸びたことが明らかになった。
全米でのオンデマンド・ストリーミングに関しては、カントリー・ミュージック界の大御所ドリー・パートンが授賞式で披露した「Red Shoes」の再生数が最も増加した。ニールセン・ミュージックによると、同曲は【グラミー賞】当日と翌日の2月10日から11日にかけて36,000回ストリーミングされ、放送前の2日間と比較すると526%の伸びを記録した[以下記載がないかぎり比較はすべてこの日付]。「Red Shoes」は2018年のNetflix映画『Dumplin’』のサウンドトラックに収録されている。
パートンのほかの楽曲に目を向けると、「アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ」が263%増の20,000回再生された。ちなみにこの楽曲はパートンがリンダ・ロンシュタットとエミルー・ハリスとコラボしたニール・ヤングのカヴァーだが、ヤングのオリジナル曲も11%増の43,000回だった。パートンの「Here You Come Again」(ヒア・ユー・カム・アゲイン)は43%増の151,000回、【グラミー賞】でのマイリー・サイラスとのデュエットが話題を呼んだ「Jolene」(ジョリーン)は33%増の379,000回、往年の名曲「9 to 5」(ナイン・トゥ・ファイヴ)は21%増の324,000回だった。
「Red Shoes」に続く伸びを見せたのが、ケイシー・マスグレイヴスが授賞式で披露した「レインボー」で、516%増の536,000回だった。<年間最優秀アルバム>受賞の『ゴールデン・アワー』に収録されているこの曲は、2月16日付の米ビルボード・アダルト・コンテンポラリー・チャートで25位、カントリー・エアプレイ・チャートで58位に入っており、アルバムも2月23日付アルバム・チャート“Billboard 200”TOP15に再エントリーする可能性が高い。
【グラミー賞】でのパフォーマンスが話題になったほかの楽曲については、H.E.R.の「Hard Place」が441%増の259,000回、ブランディ・カーライルの「The Joke」が359%増の382,000回ストリーミングされた。また、セイント・ヴィンセントがデュア・リパと「One Kiss」でコラボする前に披露した「Masseduction」(マスセダクション)は、334%増の60,000回だった。
ほかにもジャネール・モネイの「メイク・ミー・フィール」は107%増の241,000回、「ジャンゴ・ジェーン」は49%増の61,000回、レディー・ガガとブラッドリー・クーパーのデュエット曲「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」は19%増の230万回、ポスト・マローンの「ステイ」は16%増の655,000回、レッド・ホット・チリ・ペッパーズの「Dark Necessities」は10%増の148,000回だった。
セールスに関しては、【グラミー賞】でパフォーマンスを披露した、またはノミネートされたアーティストを総合すると、2月9日と比較して10日に480%売り上げが増加した。
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