2019/02/08 12:10
福山雅治が、自身の誕生日である2019年2月6日、横浜アリーナで【福山雅治 五十祭!!】を開催した。
ドラムとパーカッションがリズムを刻む中、ステージ後方に設けられたゲートから本日の主役・福山雅治が登場。ファンの手拍子がリズム隊の演奏と合わさって祝祭のグルーヴを奏でると、福山は「平成最後の2月6日、50歳になりました!」とセンターステージに立ち、ぐるりと会場を見渡す。バックスタンドやアリーナも360度ギッシリの超満員。そして、会場全体を巨大なバースデーケーキに、オーディエンスが腕にはめているLEDリストバンドがロウソクに見立てられており、福山が「ふぅー」っと息を吹きかければ、LEDの灯りが時計回りに消えていくという演出が行われた。
このライブは1部が弾き語り、2部がバンドによる演奏の2部構成になっている。これまで発表してきた膨大な楽曲の中から、特別な日に披露されるのは、「誕生歌(うまれうた)」。恋や友情など何かが生まれた日、始まった日の思い出が呼び起こされる福山歌を事前に募集して、その結果を10位からランキング形式で発表していくというコンセプトだった。
会場には「魂のラジオ」や「地底人ラジオ」などでおなじみのフリーアナウンサー・荘口彰久がスタンバイ。“誕生歌”のリクエストとともに寄せられたメッセージの中から各曲に対して一つを選んで紹介し、それを受けて福山が演奏していくという趣向でライブは進んでいった。「はつ恋」「Beautiful life」「家族になろうよ」など、さまざまなエピソードや思い出が曲に染み込んでいくよう、慈しみながらギター1本で紡ぐ福山のパフォーマンスは、歌本来の持つ役割を再認識させてくれるもの。
2部は打って変わってバンドによるド派手なパフォーマンスを披露。福山の第2章の始まりと言っても過言ではない「Heart」から始まり、1990年のデビュー曲「追憶の雨の中」、平成の大ヒットナンバー「HELLO」や最新曲「甲子園」、そして本編最後は「道標」で締めた。
アンコールは「虹」と「桜坂」。さらに、ダブル・アンコールにして、“誕生歌”第1位は「Good night」。キ福山自身がリクエスト・メッセージを読みあげ、弾き語りのパフォーマンスへ。ガットギターの指弾きによる「Good night」は、ファン一人一人に寄り添うように体温を感じる演奏だった。大きな拍手に包まれ、ここでライブ終了。しかし、オーディエンスからはさらなるアンコールを求める拍手が鳴りやまない。「おやおや」と福山が困惑するも、拍手はさらに大きくなっていく。スタッフに確認し、アコギを構えた福山にこの日一番の歓声が上がった。
その場でオーディエンスにリクエストを聞き、披露したのは「MELODY」。サビを女性キーに調整し直してみんなで大合唱する光景は、福山とファンが確かな道のりをともに歩んできたことを証明するものだった。
◎リリース情報
弾き語りライブアルバム『DOUBLE ENCORE』
2019/02/06 RELEASE
<初回限定盤(4CD+1Blu-ray+ブックレット+三方背ケース)>
POCS-20913 / 7,315円(tax out)
<初回限定盤(4CD+2DVD+ブックレット+三方背ケース)>
POCS-20914 / 7,315円(tax out)
<通常盤(4CD+ブックレット)>
POCS-20013/6 / 4,537円(tax out)
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