2019/02/06
鎌野愛(ex.ハイスイノナサ)が、初のソロアルバム『muonk』を、2019年2月20日にリリースする。
「声の可能性を追求したい」とハイスイノナサを脱退してから3年。満を持して発表されるソロアーティストとして初の作品集は、エレクトロニカ、現代音楽、ミニマルミュージックの手法を主軸に構成され、声楽、自身の声から生成したサンプラー、ポエトリーリーディング、平均律に収まらない音、和声のうねり等、独自の歌唱方法、構築方法をふんだんに用いた渾身作。実験音楽の域を超えた色彩溢れる作品になっており、トレーラー映像も公開となった(https://youtu.be/dumA961E3ao)。
4月19日には、代官山 晴れたら空に豆まいてで、リリースライブも決定している。
◎リリース情報
アルバム『muonk』
2019/2/20 RELEASE
<CD>ANRF-0001 / 2,300円(tax out)
【収録曲】
01. 浮遊する都市
02. 流動する絵画
03. 祈りの果て
04. 終着駅まで
05. 二つの椅子
06. test sequences1
07. たゆたう形状
08. 祭壇
09. 終焉を泳ぐ鳥
10. ムンク
◎ちゃんMARI(ゲスの極み乙女。/ ichikoro)コメント
いったいどんな思考をしたら、こんなアルバムになるんでしょう。
かまのさんの頭の中を覗いてみたいという願望が一層強くなる作品でした。
◎小林祐介(THE NOVEMBERS) コメント
鎌野愛「muonk」によせて
普段音楽を聴いていて、どんな楽器・音に耳が行くかというと、僕の場合は“声”です。主には言葉を持った歌、特に日本語に意識が向きます。向いてしまうといってもいい。
“意味の通じる言葉を発する人の声”にはそういった特別な引力・重力のようなものが、あります。言語の理解によって瞬時に内容が“わかってしまう”ということです。
時にそれは便利で、心地よく、時に煩わしい。“わかる”ということはそれ自体に縛られるということでもあります。
「声を楽器のように使う」
よく聞く言葉ですが、これは単に擬態を意味するのではなく、扱う言語が何に帰属するかを表現しているのかもしれません。人には人の、音楽には音楽の言語があります。
「muonk」における鎌野さんの“声”は様々な言語を話します。
彼女の声と音楽の間には秩序があり、調和があります。
“わかる”ことに縛られず、地面にではなく、自分の内部に求心力を宿すこと。
その美しさと勇敢さを、この作品は教えてくれました。
◎高橋國光(osterreich)コメント
無垢に生きていけるならば、どれだけいいのだろうか。
無知に暮らしていけるならば、どれだけいいのだろう。
腐敗の印章を片手に、今日も頭を垂れ、取り戻せぬ日々に振り返り祈る。
曰く、その果てにあるのは祭壇だという。
道中にて、音楽が鳴リ響いている。物言わぬ物の振動に似ている。
無垢で無知で、決して腐ることのない思い出たちの震え。
どうしてぼくはこれになれないのだろう。
いいアルバムです。正直に言って嫉妬しております。直接言うのは悔しいのですが、ずっとこういうものを作りたいと思っていました。
◎ 小野象平(陶芸家)コメント
いい意味で毒を食わされながら解放される感じ
寂しさと怖さの最後に幸福があるような
音楽や器で何か別の事を想像させたり
違う世界にもっていける事が一番だと思う
頭を殴られるような
そう感じました
ありがとう
◎ライブ情報
【鎌野愛 solo 1st album「muonk」release party】
2019年4月19日(金)代官山 晴れたら空に豆まいて
サポートメンバー
vn. 須原杏(ASA-CHANG&巡礼)
pf. Wataru Sato/Gecko
dr. GOTO(DALLJUB STEP CLUB/あらかじめ決められた恋人たちへ)
mani. 菅原一樹(anre*f)
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