フォックスは先日、米アイドルオーディション番組『アメリカン・アイドル』のシーズン12の審査員としてニッキー・ミナージュとキース・アーバンが参加することを正式に発表した。彼らは、マライア・キャリーとランディ・ジャクソンと共に審査員テーブルに着くことになる。

　2シーズンに渡り審査員を務めてきたジェニファー・ロペスとスティーヴン・タイラー両者が番組を降板してから、ミナージュの起用は以前から噂されていた。また、キース・アーバンも同様に噂されていたが、その他、ニック・ジョナス、ファレル・ウィリアムス、そしてエンリケ・イグレシアスが審査員候補に挙がっていた。

　エグゼクティブ・プロデューサーのサイモン・フラーは「ランディ・ジャクソンに並び、マライア・キャリー、キース・アーバン、そしてニッキー・ミナージュの心躍る参加によって、『アメリカン・アイドル』のスターパワーは素晴らしいものになった」と発表している。

　今月初め、アーバンはMetro Nashville Public Schoolのプログラムで講演した際、『アメリカン・アイドル』の噂について「是非やりたいよ、現実になるといいね。オーストラリアの『ザ・ヴォイス』という番組で似たような事をやらせてもらったことがあるけど、とても楽しかったよ。こういう番組の醍醐味は指導するっていうか、後輩に伝えていくことなんだ」と触れていた。

　今回の正式発表は、ニューヨーク市で9月16日に行われた最初の撮影に間に合うギリギリのところでの発表であった。番組全12シーズンでホストを務めるライアン・シークレスト司会による次回オーディションは、ロサンゼルス、シカゴ、シャーロット、サンアントニオ、バトンルージュ、そしてオクラホマでの開催が予定されている。

　6月に審査員席に加わったマライアは、「面白くなりそうだわ。新たな才能を発掘する手助けはとても有益なものだし、『アメリカン・アイドル』に報いたいと思うわ」と話していた。ある時は、ジャクソンは審査員を離れて指導役となるかもしれないと噂されていたが、彼は12シーズン目も再び審査員として参加する。

　『アメリカン・アイドル』シーズン12は、同じ局の別のタレント発掘シリーズ、サイモン・コーウェルの『Xファクター』が終了した後の1月、ゴールデンタイム枠で放映される。