2018/12/22 07:00
12月22日はザ・クラッシュのボーカリスト、ジョー・ストラマーの命日である。パンク・ロック界随一のカリスマが心臓発作により急死したという、あまりにもショッキングなニュースが世界中を駆け巡ったのは、2002年12月22日のこと。ストラマーは50歳という若さで突然この世を去っている。
ザ・クラッシュがレコード・デビューを果たしたのは、今からちょうど40年前の1977年。デビュー・アルバムとなった『白い暴動』は全英12位のヒットを記録し、以降パンク・ロックの域を超えた独自の音楽性を確立し『ロンドン・コーリング』(1979年)などの名盤を残したが、バンドは1986年に解散。その後、メンバー間の共演はあれどザ・クラッシュは一度も再結成を果たしていない。しかし、実はストラマーの死の直前、バンドははじめて再結成のチャンスを迎えていた。2002年11月、ザ・クラッシュの『ロックの殿堂』入りが決定、これを機にバンドを再結成させ、式典に出席&パフォーマンスをおこなうことをストラマーが熱望し、ミック・ジョーンズとトッパー・ヒードンの2人もそれに賛同、検討を進めていたという。再結成は残念ながら“叶わぬ夢”となったが、ストラマーの死を受け、2003年3月におこなわれた同式典にはミック・ジョーンズのほか、再結成には反対していたポール・シムノン、初代ドラマーのテリー・チャイムズ、ストラマーの妻ルシンダが出席。また、同年2月のグラミー賞授賞式では、エルヴィス・コステロ、ブルース・スプリングスティーン、デイヴ・グロール、スティーヴ・ヴァン・ザントの4人がボーカルを務め、クラッシュの名曲「ロンドン・コーリング」パフォーマンスをおこなっている。
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