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2018/12/09

『春待つ僕ら』主演の土屋太鳳、高校生でなくても楽しめるポイントを明かす

 土屋太鳳×北村匠海×小関裕太というフレッシュなキャストが集結し、青春映画の傑作『ROOKIES-卒業-』の監督と、『君の膵臓をたべたい』のプロデューサーが強力タッグを組んだ『春待つ僕ら』が2018年12月14日より公開となる。

 ずっと周囲に溶け込めずにひとりぼっちだった美月は高校入学を機に“脱ぼっち”を目指すが、何をやっても空回り。そんな美月を演じた土屋は「高校生活は、人生の準備ではなく、人生の大変な要素がギュッと詰まっている“人生の縮図”だと思うんです。だから、高校生活をリアルに描く作品は、自然と大人の方々の共感を得ることができるんじゃないかなと思います」と高校生でなくても登場人物に共感できる理由は、高校生活の実状は楽しいだけではないからだと分析する。

 特に本作は「確かに青春の眩しさも描かれているんですけど、その光による“影の部分”も描かれていて、その影の部分が、すごく大切で、この作品の魅力の一つだと思います」と楽しい部分だけでなく、不安や苦悩など心に落とす影をしっかり描かれていることが、他の高校生を主人公にした作品と異なる部分だという。

 そして、「例えば、冒頭で美月ちゃんが教室で感じる寂しさの感情は、学校に限らず、職場や家庭でも感じることのある感情だと思うんです」と登場人物たちが抱く感情は、どの世代のどんな環境を生きていても抱くことがあると土屋は説明する。なかでも美月は「誰の心の中にもいる子だと感じました。未熟さとか弱さがありつつ、いろんなことを乗り越える強さに共感できると感じています」と脆さや弱さという影の部分を自身が認め、乗り越えようとする強さがあり、その点が誰にでも共感できると明かす。

 そんな美月の前に現れた校内の人気者・男子バスケ部の4人との出会いや、幼馴染のアメリカ帰りの天才バスケ選手・亜哉との再会でどのように自分の弱さを乗り越えていくのか? バスケ、友情、そして恋。様々なキャラクターが交差し紡ぎ出す青春の物語は、この冬、誰もが胸を熱くする。


◎公開情報
『春待つ僕ら』
2018年12月14日(金)より、全国ロードショー
監督:平川雄一朗
脚本:おかざきさとこ
出演:土屋太鳳、北村匠海、小関裕太、磯村勇斗、杉野遥亮、稲葉友、泉里香ほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C)あなしん/講談社(C)2018 映画『春待つ僕ら』製作委員会

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