2018/10/12
ヴァイオリニストのデイヴィッド・アーロン・カーペンターが、六本木の森アーツギャラリーで開催されている【TOKYO STRADIVARIUS FESTIVAL 2018 EXHIBITION】の会場で、10月11日に演奏を披露、会場を魅了した。
演奏では、先日発表された前澤友作氏コレクションのストラディヴァリウス 1717年製作“ハンマ”も使用。その他、本イベントで展示されている名器ストラディヴァリウスの数々から、ヴィオラのD.A.カーペンター自身は、Gibson(ヴィオラ、1734)、兄のショーンは、Hamma(ヴァイオリン、1717)、姉のローレンは今回自ら持参のLubbock(ヴァイオリン、1725)を使用し、気心の知れた兄弟姉妹が使用する3台の名器のハーモニーが会場に響き渡った。
曲目はドヴォルザークのカヴァティーナ、日本でもお馴染のリベルタンゴ、ヤンキー・ドゥ―ドル、フィギュア・スケート使用で一躍有名曲となったハチャトゥリアンのワルツ(仮面舞踏会)、カリンカ、ラヴ・ミー・テンダー、月の光などからセレクトして演奏。目で見る展示だけでなく、まさに音色そのものを展示して多くの来場者を満足させていた。
世界的にも名手が少ないとされるヴィオラ界で、実力を高く評価される稀有な若手の一人、デイヴィッド・アーロン・カーペンター。最新録音アルバムでは世界初公式録音となるドヴォルザーク「チェロ協奏曲」のヴィオラ版が収録されている。また、ドヴォルザークの協奏曲の指揮を務めるのは、日本を代表する指揮者の大野和士。大野の見事なサポートの元、カーペンターは余すことなく彼の実力を発揮している。
また、デヴィッドほか上記3名は、10月13日の15時にタワーレコード渋谷店、クラシック・フロアでも生演奏イベントを開催予定。こちらでは本人たちが持参したストラディヴァリウス他の名器を演奏する。
◎イベント情報【魔性のヴィオリスト デイヴィッド・アーロン・カーペンター ミニコンサート&サイン会】
2018年10月13日(土)15:00START
タワーレコード渋谷店 7F
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