2018/10/10
津軽三味線の巨星、高橋竹山の没後20年を迎え、2018年11月に公開されるドキュメンタリー映画『津軽のカマリ』の予告編が解禁された。
1998(平成 10)年に亡くなった津軽三味線の巨星、故初代 高橋竹山。明治に生まれ、幼少期に煩った麻疹が元でおおよその視力を失う。北東北の過酷な環境の中、庶民の暮らしは貧しく、福祉もまだ整わない時代に、唯生きていく為に三味線を習い、門付けをしながら乞食同然に彷徨った。生前、竹山は「津軽の匂いが湧き出るような音をだしたい」と語っている。
映画は、残された映像や音声、生身の竹山を知る人々の言葉を拾いながら、彼の人生や心模様を呼び覚ましていく。この地に今も残る風習や文化、人々の暮らしにレンズを向けるのは『スケッチ・オブ・ミャーク』の大西功一監督。竹山の音と津軽の風土を重ねて、記録していった。津軽三味線奏者高橋竹山の生涯、彼の記憶は音色として、そして津軽三味線という北東北の生業としていまも息づいている。
また、詩人・谷川俊太郎と写真家・石川直樹が本作にコメントを寄せている。コメントは以下の通り。なお『津軽のカマリ』は、11月3日より青森・青森松竹アムゼ、柏シネマヴィレッジ 8 イオン柏、11月10日より東京・ユーロスペースほかにて全国順次公開される
◎『津軽のカマリ』予告編:
https://youtu.be/zzUruOwc19Q
◎公開情報
映画『津軽のカマリ』
2018年11月03日(土)より青森・青森松竹アムゼ、柏シネマヴィレッジ8 イオン柏
2018年11月10日(土)より東京・ユーロスペース 他全国順次公開
(c)2018 Koichi Onishi
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