2018/10/10
映画『アンクル・ドリュ-』のジャパンプレミアが9日、東京都内で行われ、先月15日に亡くなった女優・樹木希林さんの夫でロックミュ-ジシャンの内田裕也が、ゲストで出席した。
先月末の樹木さんの葬儀で喪主を務めた内田だが、当日は体調不良の内田に代わり、長女の也哉子が遺族代表としてあいさつ。樹木さんの死去後初めて、肉声で胸のうちを語った。
「背番号69(ロック)」のユニフォ-ムを着て車椅子で登場した内田は「家族に不幸もありまして、ちょっと元気がないように思いますが、この映画のプロモ-ションは『必ず出ます』と約束したものなので。こういう時こそ、ちゃんと出演するのがロックンロ-ル魂だと思ってやってきました」と声を絞り出しながらあいさつした。
本作は、スポ-ツ青春コメディ-。特殊メ-クでお爺さんに扮(ふん)したNBA現役スタ-選手が、若いストリ-トボ-ラ-に勝負を挑み、神業プレ-を連発するペプシコ-ラ制作の人気CMを映画として生まれ変わらせた。内田は、「俺も夜遅くに見ましたが、まじで面白いです。俺があ-だこ-だ言ってもアレなんで、ぜひ見てやってください」とアピ-ルした。
また、内田は、也哉子と本木雅弘の長男でモデルのUTAが、サンフランシスコでずっとバスケットボ-ルをやっていることも紹介。「まだ実力は大したことはないと思いますが、身長が2メ-トルを超して、ルックスはそのまま本木雅弘、内田裕也の血を引いたもので、スタイルも良くて花形プレ-ヤ-になる環境が整っている。必ずや今までにないスタ-になってくれると確信しています」と孫の活躍に期待を込めていた。
事前に用意した紙を見ながら、時折苦しそうにコメントを続けた内田。「きょうはちょっとコンディションが悪い」と漏らしながら、「俺は“半端ない映画だよ”と思ったので、ぜひ皆さんも最後まで楽しんで。ロックンロ-ル!」と締めくくった。
映画は11月9日から公開。
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