2018/09/08
映画『泣き虫しょったんの奇跡』の公開記念舞台あいさつが8日、東京都内で行われ、出演者の松田龍平、永山絢斗、渋川清彦、新井浩文、松たか子、窪塚愛流、原作者の瀬川晶司五段、豊田利晃監督が登場した。
本作は、瀬川五段の自伝的小説を映画化。小学生から将棋一筋で生きてきた“しょったん”こと瀬川晶司(松田)が、一度は将棋と縁を切ったものの、35歳にして「やっぱりプロになりたい」と、再び人生を懸けた挑戦に出る姿を描く。
満員の客席を見渡した松田は、主演作の公開に「感極まっています」とコメント。撮影の合間も、ずっと共演者と将棋を指していたそうで、「一時たらずとも将棋を忘れることはありませんでした」と語ると、渋川も「俺に負けると、龍平はすごく悔しがっていたよね」と明かした。
イベント終盤には、日本将棋連盟から、松田に初段の免状が贈呈された。贈呈理由として、松田が「映画『泣き虫しょったんの奇跡』の主演を通じて、将棋文化の普及に寄与したこと」「実際に、撮影前から原作者で将棋監修者でもある瀬川晶司五段から指導を受けていたこと」などが挙げられたが、松田は「全然(将棋は)弱いんですけど…大丈夫ですかね?」と不安げにつぶやき、会場の笑いを誘った。
それでも、同連盟の森下卓九段から免状を贈呈された松田は、うれしそうに免状を掲げ「松田初段です」と宣言。「僕に挑戦したい方がいらっしゃったらドシドシ(来てください)。受けて立つので」と冗談交じりに呼び掛け、会場を盛り上げた。
最後のあいさつで松田は「いろんな人の思いが詰まった映画に出演することができて本当に幸せです。瀬川さんの半生を感じながら、自分と重ね合わせて素晴らしい体験ができました。僕は瀬川さんの気持ちを、正直に素直に演じたつもりなので、それが皆さんに伝わっていればいいなと思います」と熱い思いを観客に伝えた。
(左から)永山絢斗、松田龍平、松たか子
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