Billboard JAPAN


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2018/08/30 18:00

ビルボードジャパンのチャート分析ツール<Chart insight>がリニューアル

 ビルボードジャパンが発表するチャートを、データごとに分析することができる<Chart insight>(http://www.billboard-japan.com/chart_insight/)が、8月30日にリニューアルされた。

 ビルボードジャパンは、CD売上、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、ルックアップ、Twitter、動画再生数の7つのデータを使って総合ソングチャート【HOT 100】を、毎週水曜日に発表している。そして、それぞれデータ別の順位や、楽曲がチャートインしてからチャートアウトするまでの動向を分析できる<Chart insight>が、2015年6月より公表されている。

 現在、音楽の聴き方の変化に伴い、CDのみでの販売や、ダウンロードの先行解禁、過去曲のみをストリーミングで解禁するなど、楽曲の販売方法はアーティストによって大きく異なっている。この<Chart insight>は、それらが、どのように影響しあっているのかを分析するために、有効なマーケティングツールだ。今回、リニューアルされたのは、CD売上、ダウンロード、ストリーミングそれぞれの順位が表示されるようになった点だ(今までは、それら3つのデータを合算して表示)。その結果、より詳細に楽曲の浸透度を分析することが可能となった。

 なお、101位以下の楽曲の順位やポイントは、法人向け限定に提供されているが、20位までの順位は誰でも無料で見ることができる。今、世の中に流れている曲が何をきっかけにヒットしたのか、また動画再生順で楽曲を並び替えると、今週の1位はどんな楽曲がチャートインしているのか。<Chart insight>は、チャートを通じて、新しい音楽と出会う楽しさに気付かせてくれるツールにもなり得るだろう。