2018/08/18
今週の洋楽まとめニュースは、レジェンドの悲報から。2018年8月16日、アレサ・フランクリンが、すい臓がんとの戦いの末に米デトロイトの自宅で死去した。享年76歳だった。“クイーン・オブ・ソウル”と呼ばれたアレサ・フランクリンは、米ビルボードのチャートで1960年に初登場して以来、73曲を全米ソング・チャート“Hot 100”に送り込むという偉大な業績を残した。女性アーティストとしての最多記録を2017年にニッキー・ミナージュに破られるまで40年以上保持していた。このアレサ・フランクリンの死を受け、2018年11月にトリビュート・コンサートが米ニューヨークで開催される予定だ。
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続いて、ザ・ウィークエンドの初来日公演が決定した。来日公演は、12月18日に千葉・幕張メッセ国際展示場ホール9~11にて開催される。座席はVIP SS 席、S 指定席、スタンディングの3種で、8月20日12時よりチケットの抽選先行受付が、H.I.P. 会員およびMy Live Nationメンバーを対象にスタートする。2018年4月19日にはTwitterで「日本をツアーしたい」とツイートしており、7月には交際相手のベラ・ハディッドとプラベートで来日し、東京を観光する姿がキャッチされていたザ・ウィークエンド。2016年の来日公演はキャンセルとなっていたため、ファンにとっては待望のステージとなるだろう。
そして今週、故プリンスが1995年以降に発表したオリジナル・アルバム23タイトルほか、同時期の軌跡を辿った傑作集『アンソロジー:1995-2010』のデジタル配信がスタートした。国内で1995年以降の300曲以上に渡るプリンスの作品がデジタル配信されるのはこれが初で、今回のリリースは米ソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のレガシー・レコーディングスとプリンス財団(The Estate Of Prince Rogers Nelson)が6月に発表したカタログの独占契約の第1弾となる。
故プリンス、1995年以降の入手困難なカタログ作品含む計24タイトルのデジタル配信がスタート
さて、今週の米ビルボード・アルバム・チャートは、ドレイクを破り、トラヴィス・スコットの新作『アストロワールド』が新たなNo.1に輝いた。初動ユニットは537,000で、そのうちストリーミングによるみなし売上(SEA、TEA含む)は267,000枚、アルバムの実売が270,000枚と、ほぼ半数ずつに分かれた。ストリーミングの割合が大きい傾向にある、ラッパーのアルバムとしては珍しいパターンとなった。そして、この最新アルバム『アストロワールド』を引っ提げたツアー【アストロワールド:ウィッシュ・ユー・ワー・ヒア・ツアー】の開催を今週発表。ツアー日程などの詳細については、今後発表される予定だ。
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そして、今週の米ビルボード・ソング・チャートは、ドレイクの「イン・マイ・フィーリングズ」が5週連続の首位獲得を果たした。8月2日に公開されたミュージック・ビデオのリリース効果で視聴回数が増加し、ストリーミング・チャートでも同5週目のNo.1を記録した今楽曲。週間58,000ダウンロードを獲得して、セールス・チャートでも5週目の1位に輝き、エアプレイ・チャートではこちらも5週連続の<Airplay Gainer>を獲得、最高位を3位に更新した。また、制作上の問題を解決するために延期されていたドレイクとミーゴズのジョイント・ツアー【オーブリー・アンド・ザ・スリー・ミーゴズ・ツアー】が無事に米カンザスシティのスプリント・センターで開幕した。
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