2018/08/06
ザ・コーラルが通算8作目のニュー・アルバム『ムーヴ・スルー・ザ・ドーン』より、最新シングル「アフター・ザ・フェア」のミュージック・ビデオを公開した(https://youtu.be/Iy9Xs2cFGZc)。
「これはバート・ヤンシュがカヴァーしたジャクソン・C・フランクの『ブルース・ラン・ザ・ゲーム』の別テイクみたいな感じで始まったんだ」。『ムーヴ・スルー・ザ・ドーン』を締めくくる「アフター・ザ・フェア」について、ジェイムズ・スケリーはそう語る。「ニックはアコースティックのフィンガーピッキングがとても上手なんだ。それから、いかにもフォークっぽい感じにならないように、リンジー・バッキンガムみたいな音にしたかったんだよ」。
「実は、フィンガーピッキングは、僕ができる唯一のギター・スタイルなんだよね」。ザ・コーラルのキーボード奏者のニック・パワーはそう付け加える。「僕たちは大抵曲のストックが大量にあって、この曲も実は『バタフライ・ハウス』時代のものなんだけど、このアルバムにぴったりのエンディングになったんだよね」。
新作『ムーヴ・スルー・ザ・ドーン』の日本盤CDは、ボーナス・トラックとして「トゥデイ」が1曲追加収録され9月5日に発売される。リヴァプールのパー・ストリート・スタジオで録音され、ザ・コーラルとリッチ・ターヴェイが再びプロデュースを手がけた今作は、メロディックで希望に満ちた、パーフェクトにこしらえた楽曲が収録された、“これぞ、ザ・コーラル”なアルバム。鍵となった影響元はフィル・スペクターがザ・ラモーンズやディオンを手がけた70年代の作品群だった。純真さを残しながらもビッグなサウンドをもたらした70年代のアルバムである。
また、彼らは初期のボブ・マーリー、ELO、さらにはトラヴェリング・ウィルベリーズまでインスピレーションの源として挙げているが、全体的には、日々作り物感の強くなってゆく世界で何かリアルなものを探そうとするという、シンプルで叙情的かつ哲学的なテーマが一貫している。また、新作『ムーヴ・スルー・ザ・ドーン』は真の意味でザ・コーラルらしいエキセントリックさを持ち合わせ、60年代と70年代の音楽に特徴づけられているとはいえ、殆どそれに囚われておらず、独特のキャラクターを強く打ち出している。
◎商品情報
アルバム『ムーヴ・スルー・ザ・ドーン』
2018/9/5 RELEASE
SICX-106 2,400円(tax out)
<収録曲>
1. Eyes Like Pearls / アイズ・ライク・パールズ
2. Reaching Out For A Friend / リーチング・アウト・フォー・ア・フレンド
3. Sweet Release / スウィート・リリース
4. She's A Runaway / シーズ・ア・ランナウェイ
5. Strangers In The Hollow / ストレンジャーズ・イン・ザ・ホロウ
6. Love Or Solution / ラヴ・オア・ソリューション
7. Eyes Of The Moon / アイズ・オブ・ザ・ムーン
8. Undercover Of The Night / アンダーカヴァー・オブ・ザ・ナイト
9. Outside My Window / アウトサイド・マイ・ウィンドウ
10. Stormbreaker / ストームブレイカー
11. After The Fair / アフター・ザ・フェア
12. Today / トゥデイ *
*日本盤CDのみのボーナス・トラック
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