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2018/07/18

T・クル-ズ「お客さんのために全力尽くす主義」 驚異の回復力で“ミッション”完遂

 映画『ミッション:インポッシブル/フォ-ルアウト』の来日会見が18日、東京都内で行われ、来日したトム・クル-ズ、ヘンリ-・カヴィル、サイモン・ペッグ、クリストファ-・マッカリ-監督が出席した。
 トムが米国諜報機関「IMF」の敏腕スパイ、イ-サン・ハントを演じる人気シリ-ズの第6作。最新作では、ハントが世界同時核爆発の危機を未然に防ぐミッションに挑む。
 スタントを使わないことで知られるトムは、今回も地上7620メ-トルからのダイビング、1年半の操縦訓練を積んだヘリコプタ-でのチェイスなど体を張った熱演を見せている。「僕は映画作りに人生をささげているから、お客さんのために全力を尽くす主義。お客さんには見るだけでなく、体験してもらいたいと思っているから、どんな映画でも自分へのチャレンジを続けている」と胸を張った。
 ビルの間を飛び移るアクションシ-ンでは、右足首を骨折。全治9カ月の診断に対し、わずか1カ月半で撮影に復帰する超人ぶりを見せた。「痛みはあったけれど、戻ってすぐに全速力で走っていた。医者もあきれていたよ。今はもう完全に治ったから、ちゃんと走れますよ」と笑顔で話した。
 マッカリ-監督が、「トムほど一生懸命に、映画に全力投球できる人はいない。その献身さは、共演者やスタッフにもいい影響を与えている」と称賛。相棒役を務めているペッグは「(トムのけがによる)休暇がもっと長いと思っていたのに、残念だった」とジョ-ク交じりに振り返った。
 本作から参加したカヴィルは、ス-パ-マン役で知られるが「ス-パ-マンは正直、ほとんどがCG。今回はすべてリアルに演じているから大変だった」と苦笑した。トムが「痛みの感覚を出すために本気で殴り合った」と説明し、4日をかけた格闘シ-ンでも「毎晩、痛みで寝つけなかった。うんざりしてきて、最後は涙が出てきた」とこぼしていた。
 映画は、8月3日から全国ロ-ドショ-。
(左から)ヘンリ-・カヴィル、クリストファ-・マッカリ-監督、トム・クル-ズ、サイモン・ペッグ