2018/07/13
未来のエンタテインメント体験をテーマに開催されるCip協議会とBillboardによる【Live Hackasong】。3回目となる今年は、NTTドコモ、博報堂×エヴィクサー、LINE、レコチョクの4社が参加する。
今回、博報堂は、自社が取り扱う様々なエンタメデータ、そしてエヴィクサーは音響通信Another Trackを提供。現在、2社で次世代顧客接点の開発などの研究が行われていることもあり、2社合同での参加が決定。参加者は、両社もしくはいずれか1社の技術を使用し、開発を行うことができる。
今回、博報堂が提供するエンタメデータは、毎年発表される「コンテンツファン消費行動調査」のデータや、SNS上の生活者の発言を収集し、発売件数や内容を高速に集計、分析するツール「Topic Finder」。そして、エヴィクサーは音響通信を使ってデバイスを制御する技術で、インターネットに頼らないことで、字幕を出したり、光らせるなど通信トラブルなく会場内のスマートフォンなど、デバイス全てを動かすことができるAnother Trackを提供する。
博報堂 研究開発局の木下陽介氏は、「デジタル化が進み誰もがPCやスマホの中で過ごす時間が増えてきています。リアルな体験の場をデジタル化し、適切な情報・体験を提供するということは広告会社である僕らのやるべきことだと思っており、新たな顧客接点のプロトタイプを作れる会社を探していました」とコメント。今回、エヴィクサーのAnother Trackを同社のデータを組み合わせることで、未来のエンタテインメント体験について考えてみたいと述べた。
そして、同社の道堂本丸氏は「来場者の顧客データは、ライブ中にはなかなか活用されていません。ですが年齢や性別、リピーターかどうかなどの属性によって、アーティストから返すフィードバックを変えることができれば、面白いインタラクションができるのでは」という。両社の技術を本ハッカソンに提供することで、「我々のシーズ(技術の種)を使って、目の付け所を変えてくれるような体験が生まれれば」と、エヴィクサー瀧川淳氏は締めくくった。
Billboard JAPAN.comの特集ページ(http://www.billboard-japan.com/special/detail/ 2389)では、同社のインタビューを全文掲載中。
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