2018/07/11
現地時間2018年7月12日から始まるドナルド・トランプ米大統領の訪英に反対する動きが英国で活発化しており、大統領を模した約6メートルの巨大風船“トランプ・ベイビー”がロンドン上空を飛行することをサディク・カーン市長が許可した他、ロンドン各地で大規模な反トランプ集会が予定されている。
こうしたなか、大統領の訪英に合わせてグリーン・デイの「アメリカン・イディオット」を全英チャートでNo.1にしようとする運動がSNSで広がっており、2004年にリリースされた同曲が現時点で18位にまで上がってきている。
「アメリカン・イディオット」は元々当時のジョージ・W・ブッシュ元大統領について書かれた楽曲で、“新手の緊迫へようこそ/異質なこの国の至るところで/何もうまく行くわけがないこの場所で/テレビは明日を夢見てる/(でも)俺たちはそんなものには従わない”とサビで歌われている。
トランプ氏はテリーザ・メイ英首相に対し、自身の滞在期間中の抗議行動をやめさせるよう求めたが断られたと報じられている。トランプ氏は今年2月にロンドンの在英国米国大使館の落成式に出席するはずだったが、大使館の旧敷地をオバマ政権が“二束三文”で売り払ってしまったことを不服とし(実際はジョージ・W・ブッシュ政権時の決定)訪英を取りやめている。
英国では2011年に全国で起きた暴動時に匹敵する数の警察官が動員されると英ガーディアン誌は伝えており、ある警察署長は“ロンドンが焼け落ちているかのような”対応をするとコメントしている。
トランプ氏は4日間の滞在中、初日はロンドンに泊まる予定だが、抗議行動を避けるためにその後はオックスフォードシャーや、スコットランドにある母親の生まれ故郷などを訪問してからフィンランドのヘルシンキで行われるロシアのプーチン大統領との首脳会談へと向かう予定だ。
‘Anti-Trump protestors get green light from London Mayor Sadiq Khan to fly their massive crowdfunded blimp of the US president as a big baby over capital when he visits‘
— Lee Sibley (@leeroysib16) July 5, 2018
Sadiq Khan should be sacked for inflaming hatred on the US president.https://t.co/W0E4JY7nPA
My fellow Brits... we have a job to do
— American Idiot For UK No.1 When Trump Visits (@TrumpIdiotNo1) July 8, 2018
Links here: https://t.co/ATx90lu88S pic.twitter.com/JbqNCNVngS
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