2018/05/28
やくしまるえつこが、世界最大の国際科学芸術賞「アルスエレクトロニカ」の授賞式で行った『わたしは人類』のライブ映像が公開された(https://youtu.be/WOkZ0cAv-Is)。
バイオテクノロジーを駆使し音源と遺伝子組換え微生物で発表した作品『わたしは人類』で、同賞のSTARTS PRIZE部門で2017年度グランプリを受賞したやくしまる。公開された14分以上にも及ぶ映像では、オーストリア・ブルックナーハウスで行われた授賞式でのパフォーマンスを余すことなく、フルサイズで堪能することができる。
会場客席に世界各国からの審査員やアーティスト、EU(欧州連合)各国の政治家らゲストが集う中、アルスエレクトロニカ アーティスティックディレクターであるゲルフリート・シュトッカーが、やくしまるとその受賞作品『わたしは人類』を約6分近くにわたり紹介。その後、やくしまるが、オリジナル衣装であるFACETASM制作の袴と、SINA SUIEN制作の羽衣を身に纏い、ステージ上に登場し、ボーカルの他にもオリジナル9次元楽器dimtaktやカオスパッド、ジェスチャーで演奏から演出までコントロールするオリジナル装置「YXMR Ghost ”Objet”」(ヤクシマル・ゴースト・オブジェ)などを用いて『わたしは人類』を演奏する。なお、相対性理論メンバーの山口元輝もドラムで参加している。
アルスエレクトロニカ現地スタッフが「ゲストの政治家の方々が客席から身を乗り出して観ていたのはかつてない光景」と驚いたほどの大盛況の中、演奏を終えたやくしまるは一言「バイバイ」とだけ言い放ち、ステージを去っていく。
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