2018/05/18 12:00
5月25日に公開される映画『ゲティ家の身代金』の特別映像が公開された。
1973年に実際に起こった石油王ジャン・ポール・ゲティの孫が誘拐された事件で、誘拐犯と身代金を拒むゲティの間で戦い続けた人質の母親を描いた本作。この度、セクハラ問題からのケビン・スペイシー降板、再撮影に至るまでの騒動をまとめた特別映像が解禁された。
映像は、リドリー・スコット監督の「理由は簡単だ。一人の行いが全員の仕事を台無しにする事などあってはならない」という力強い言葉からスタート。急遽決定した再撮影に対して、ミシェル・ウィリアムズ、「再撮影に迷いはなかったわ。むしろ喜んで引き受けたわ」「リドリーはリスクを恐れなかった」と監督との絶対的な信頼関係が窺えるコメントを送っている。
またマーク・ウォールバーグも、「誰もがベストを尽くそうと集まったよ」と全員が一致団結して再撮影に望んだ旨を語っている。そして急遽オファーがあったクリストファー・プラマーは、「リドリーから電話をもらって興奮したよ。彼と仕事をしたいと思っていた」とその際の喜びを語り、「こんなにも手短にやるなんて、リドリーの勇気はすごい」と監督の大胆な決断とその実力を褒め称えている。
そんなキャストのインタビューに本編映像を織り交ぜながら、公開までの怒涛の流れで展開されていく映像は、自然と本作への期待が高まること間違いなしの内容となっている。公開1か月前の再撮影というだけでなく、役者も変えて撮影するという前代未聞の撮り直しが無事成功し、当初の公開日に間に合わせることが出来た本作。さらに驚くべきことに、クリストファーはこの映画で史上最年長でアカデミー賞にノミネートされた。ほんの数か月の間に劇的な展開を見せ、映画業界に留まらずジェンダー問題など様々な話題を振りまき、世間の注目を集めている映画『ゲティ家の身代金』は、5月25日より全国ロードショー。
◎『ゲティ家の身代金』特別映像 “リドリーの決断”:
https://youtu.be/4ZStevajTSo
◎公開情報
『ゲティ家の身代金』
監督:リドリー・スコット
脚本:デビッド・スカルパ
原作:『ゲティ家の身代金』ジョン・ピアーソン(ハーパーコリンズ・ジャパン刊)
出演:ミシェル・ウィリアムズ、クリストファー・プラマー、ロマン・デュリス、チャーリー・プラマー、マーク・ウォールバーグ
配給:KADOKAWA
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