2018/05/14
2019年に故プリンスの未発表曲ニュー・アルバムがTIDALからリリースされることが発表された。TIDALのオーナーであるジェイ・Zが直接プリンスの管理財団と協力して選曲する。
管理財団とTIDALはプリンスの楽曲のストリーミングに関して係争中だったが、2018年5月9日に遺言検認裁判所で協定が認められ、両者間の争いに終止符が打たれた。TIDALはプリンスが亡くなる前に2015年発表のアルバム『ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン&ツー』を配信する権利を得ていたが、他のアルバムに関する権利を巡ってプリンスのレーベルNPG Recordsと音楽出版会社NPG Music PublishingがTIDALを相手取り法廷で争っていた。
ニュー・アルバムはリリース後2週間はTIDAL限定で配信され、その後フィジカル・フォーマットで発売される。また、リリースから7日後にダウンロードも可能になるとのことだが、他のストリーミング・サービスで配信されるかは不明だ。
ジェイ・Zは声明で、「プリンスが望んだ通りに彼の音楽をファンと共有することが我々の目標だ。彼と思慮深く誠実な会話を交わした後、彼は“ヒット・アンド・ラン フェーズ・ワン&ツー”のパートナーとしてTIDALを選んでくれた。我々はこの新しいコレクションでも引き続き彼の不朽の遺産と望みを敬い、称えていく」とコメントしている。
プリンスの管理財団を代表し、トロイ・カーターは、「この件が解決され、このアルバムでプリンスとTIDALの関係に敬意を払えることを大変嬉しく思っている。ファンが新しい音楽を聴き、プリンスの才能を体験できることを楽しみにしている」とコメントした。
このニュー・アルバムにはプリンスのワーナー・ブラザース時代の楽曲は含まれない。プリンスの管理財団のエンターテインメント・アドバイザーを務めるトロイ・カーターは、2018年9月にワーナー・ブラザースからも別の未発表曲アルバムが発売されると明かしている。
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