2012/07/20
2012年エミー賞のノミネーションが7月19日に発表された。アメリカのテレビ・ドラマをはじめ、テレビに関する様々な業績に対して授与されるエミー賞は、今回で64回を迎えるが音楽をモチーフにしている番組『グリー』、『アメリカン・アイドル』、『ザ・Xファクター』といったプログラムを退け、『マッド・メン』、『モダン・ファミリー』、『アメリカン・ホラー・ストーリー』が数え切れないほどのノミネーションを獲得している。
ただ、音楽分野では歌合戦番組『ザ・ヴォイス』が4部門でノミネーションを獲得。ブロードウェイがテーマの『スマッシュ』がファースト・シーズンにもかかわらず数部門でノミネートされた。一方、フォックスの音楽コメディ『グリー』はスタート以来、初めて“最優秀コメディ・シリーズ”賞のノミネーションから外れてしまった。視聴率の低下を背景にこの数年、ノミネーション数も減少傾向にある『グリー』だが、2010年には19部門でノミネートされ4部門で受賞したのに対し、昨年は12部門でノミネートされ2部門での受賞にとどまり、今年は3部門でのノミネーションだけだ。また、『アメリカン・アイドル』も3部門だけのノミネーション、『ザ・Xファクター』にいたっては一つもノミネートされなかった。
『グリー』のクリエイターであるライアン・マーフィー氏は、『アメリカン・ホラー・ストーリー』で『マッド・メン』と同じ最多の17部門でノミネーションを獲得したものの、「片方しか入っていない眼鏡が欲しいよ。でも、数多くノミネートされたことに感謝している」と複雑な様子。なお、そのほか音楽関連での主なノミネーションには、トニー・べネットの特別番組『デュエット2』が“最優秀バラエティ・スペシャル”賞に、ライオネル・リッチーのコンサート・スペシャル番組が“最優秀サウンド・ミキシング”賞にノミネートされた。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像