2018/04/10 12:25
1991年にジャム&ルイスがプロデュースした『The Evolution of Gospel』でデビュー作にしてグラミー賞を獲得。以来、R&B/ヒップホップ/ファンク/ソウル/ジャズなどの音楽的要素をふんだんに取り入れ、他に類を見ない存在感を放ち続けているアーバン・ゴスペル・グループ、サウンズ・オブ・ブラックネス(SOB)が4月9日、東京に先駆け大阪にて公演を行った。
バンドが登場した後、他メンバーより一足先に歌声を響かせたのはジェームシア・ベネット(Jamecia Bennett)。人間離れした歌声に、今夜繰り広げられるステージの確かなクオリティを確信し、心地よい鳥肌がおさまらない。その後メンバーが登場するとキレの良いダンスと満面の笑みで会場の緊張をほぐし、じわじわと温度をあげていく。
中盤では、ゲイリー・ハインズ(Gary Hines)がキーボードから離れてボーカル陣の前に立って指揮をし、声のみで一曲披露されるうれしい演出も。ゴスペル経験者も多いのだろう。掛け合いのある曲では客席からの歌声も負けじと力強く、素晴らしい一体感を生み出していた。
後半には、期待の名曲たちのオンパレード。肌の色も国境も性別も全てを超え、音楽というひとつの共通点でつながるその空間はまさに幸福そのもので、生きている歓びを感じさせてくれるものだった。
全ての人類に平等に、暖かく届けられる信念を持ったサウンズ・オブ・ブラックネスのサウンドは、間違いなく老若男女問わず楽しめるもの。そんな彼らの東京公演は、本日10日と12日に開催される。ぜひ、大切な人とこの幸福な時を共有してほしい。
Photo by Kenju Uyama
◎公演情報
【サウンズ・オブ・ブラックネス】
ビルボードライブ大阪
2018年4月9日(月) ※終了
ボードライブ東京
2018年4月10日(火) , 12日(木)
1stステージ開場17:30 開演19:00
2ndステージ開場20:45 開演21:30
公演詳細:https://bit.ly/2qlxsnX
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