2018/03/06 12:20
ドレイクの「ゴッズ・プラン」が6週目のNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・ソング・チャート。
ミュージック・ビデオの公開により、先週は1億回を超える視聴回数を獲得した「ゴッズ・プラン」が、今週も9200万回を突破して首位を独走。ストリーミングの集計が開始してからの記録では、1位と3位がバウアーの「ハーレム・シェイク」(2013年)、5位がテイラー・スウィフトの「ルック・ホワット・ユー・メイド・ミー・ドゥ」(2017年)で、その他、2位から9位まではこの「ゴッズ・プラン」が独占している。ストリーミングのみならず、3月に入ってからはエアプレイも好調。7週目の1位獲得もほぼ確実か。
その「ゴッズ・プラン」に迫る勢いで今週2位に初登場したのは、ポスト・マローンの新曲「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」。2月23日にリリースされた同曲は、間もなくリリースされる予定の2ndアルバム『ビアボングス&ベントレーズ』からの2ndシングルで、昨年9月に発売した1stシングル「ロックスターfeat.21サヴェージ」は、通算8週のNo.1を獲得する大ヒットを記録した。同曲はリリースから半年が経過しているが、今週も8位にランクインする驚異的なロングヒットとなっている。
ポスト・マローンにとっては、その「ロックスター」に続く3曲目(もう1曲は「コングラチュレーションズfeat.クエヴォ」)、フィーチャリング・ゲストのタイ・ダラー・サインは、フィフス・ハーモニーの「ワーク・フロム・ホーム」(2016年4位)以来2年振り、通算2曲目のTOP10入り。デジタル・ソング(セールス)チャートでは首位にデビューし、ストリーミングも初週で5400万回を記録。ミュージック・ビデオが公開されれば、さらに上昇が見込めるため、タイミングによっては「ゴッズ・プラン」との入れ替わりもあり得る。
ポスト・マローンの登場により、その他の楽曲はそれぞれ1ランクダウンずつ下降。その中で、先週の8位から7位に最高位を更新したのが、ビービー・レクサとフロリダ・ジョージア・ラインの 「メント・トゥ・ビー」。カントリー・ソング・チャートでは14週目の首位に輝き、リトル・ビッグ・タウンの「ガール・クラッシュ」(2015年13週)を超える歴代記録を更新した。フロリダ・ジョージア・ラインは、デビュー曲「クルーズ」(2012年)でも畑違いのラッパー=ネリーとコラボし、翌2013年の年間チャートで9位、カントリー年間チャート1位をマークする大ヒットに導いた。今週3位にランクインしているエド・シーランの「パーフェクト」にビヨンセやアンドレア・ボチェッリが参加したのもそうだが、ジャンルを超えたコラボレーションは当たれば強い。
先週の25位から16位に再浮上した6ix9ineの「ガンモ」は、デビュー・ミックステープ『デイ・シックスナイン』が2月23日にリリースされたため、アルバムのプロモーション効果とストリーミングの上昇により同曲もポイントアップした。これまでの最高位は12位だが、アルバムのヒットを受けてTOP10入りも期待できるかもしれない。
22位にデビューしたのは、米メリーランド州出身のラッパー=ロジックの新曲「44 More」。昨年リリースした「1-800-273-8255 feat.アレッシア・カーラ&カリード」が最高3位を記録し、収録アルバム『エブリバディ』がアルバム・チャートで初の首位を獲得した。「44 More」はその『エブリバディ』に続く4作目のスタジオ・アルバム(タイトル・発売日未定)からの先行シングルで、3月2日にはマシュメロとコラボした新曲「エブリディ」を連続リリースしている。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は、3月7日22時以降予定となります。
◎【Hot100】トップ10
1位「ゴッズ・プラン」ドレイク
2位「サイコfeat.タイ・ダラー・サイン」ポスト・マローン
3位「パーフェクト」エド・シーラン
4位「フィネスfeat.カーディ・B」ブルーノ・マーズ
5位「ハヴァナfeat.ヤング・サグ」カミラ・カベロ
6位「ルック・アライヴfeat.ドレイク」ブロックボーイJB
7位「メント・トゥ・ビーfeat.フロリダ・ジョージア・ライン」ビービー・レクサ
8位「ロックスターfeat.21サヴェージ」ポスト・マローン
9位「プレイ・フォー・ミー」ザ・ウィークエンド&ケンドリック・ラマー
10位「オール・ザ・スターズ」ケンドリック・ラマー&シザ
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