2012/07/24
ヒップ・ホップ界で最も多作なメイン・アーティストの一人、カニエ・ウェストは、前ソロアルバム『マイ・ビューティフル・ダーク・ツイステッド・ファンタジー』を18か月以上前にリリースしたことを容易く忘れさせてしまう。しかし、6枚目のフルアルバムはどうやら進行中のようで、今度のGOOD Musicのコンピ『クルーエル・サマー』に続くと思われる。
先日行われたMTV【ASCAP Rhythm and Soul Music Awards】のレッドカーペットでは、シカゴプロデューサーでありDef Jam Executive VP of A&R でもあるノーI.D.が、カニエの次のアルバム制作に取り掛かったことを明らかにした。「わたしは『クルーエル・サマー』には取りかかっていない。ただ、彼のアルバム制作に取り組んでいるんだ」とのこと。その新作の方向性について尋ねられると、「彼はまだ的を外してはいないよ。新作はみんなが期待するものであると同時に、誰もが予想できないものでもあるのさ。素晴らしいものになるよ」と話した。
『クルーエル・サマー』は、カニエとジェイ・Zがコラボレーションアルバムを出した次の夏に当たる、8月7日リリース予定である。カニエとGOOD Musicの仲間たちは、先日行われた【2012 BET Awards】でシングル「マーシー」を披露。その後カニエはプッシャー・Tとのニュートラック「ニュー・ゴッド・フロウ」を公開した。
プロデューサー、ノーI.D.の言う“カニエはまだ的を外しては居ない”というのは、少なくともセールス面では正しい。カニエ・ウェストの5枚のソロアルバム全てはUSで100万枚セールスを達成しており、最も売れていない『ダーク・ファンタジー』でさえ130万枚を記録している。
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