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2018/01/01 10:00

ヤマハホール、一流アーティストを招いての2018年の主催公演、注目は珠玉の室内楽

 2010年のリニューアルオープン以来展開している、ヤマハホール主催公演の数々。その2018年度ラインナップが決定し、続々と詳細が発表されている。333席という親密性のある空間は、リサイタルや室内楽に最適だ。

 春夏シーズンは「珠玉のリサイタル&室内楽」と題しマルカンドレ・アムラン、ジャン=マルク・ルイサダ、舘野泉、若林顕などピアニストたちの豪華な一夜が用意されているほか、NHK交響楽団コンサートマスターの伊藤亮太郎を中心に気鋭の弦楽器奏者が集うアンサンブル、チャイコフスキー国際コンクール優勝者である神尾真由子のヴァイオリンリサイタルや、「地上で最高のトランペット奏者」と名高いホーカン・ハーデンベルガーのリサイタルなど、そうそうたる顔ぶれが並ぶ。また人気と実力を兼ね備えた朴葵姫(パク・キュヒ)がおくる、ギター界のニューウェーブを聴く新企画では、世界の最先端で国際的に活躍するガブリエル・ビアンコブが登場する。

6月には「Elegant Time Concert」と題し、徳永二男&京谷弘司による演奏とトークでピアソラ・タンゴの世界が楽しめる特別なコンサートが登場。公演の後には近隣の東京銀座資生堂ビル「資生堂パーラーサロン」にて出演者と共にパーティを楽しむプランが用意され、ステージ以外でのアーティストの魅力にも触れられる特別な時間を過ごすことができそうだ。

 秋冬シーズンについてはチェコ・フィルハーモニー室内合奏団と注目の女流ギタリスト、アナ・ヴィドヴィチや、ジュリアード弦楽四重奏団、萩原麻未とヴォーチェ四重奏団によるフランスのエスプリ溢れるアンサンブル、また日本のみならず世界での活躍も目覚しいヴァイオリニスト、三浦文彰と彼の信頼のおける新進気鋭のチェリスト、ヨナタン・ローゼマンとの共演等弦楽の響きを堪能できる公演が満載だ。詳細発表は2018年2月頃となっているので、楽しみに待とう。

 春夏シーズンの公演については、既にチケットが発売中。333席というプレミアムな会場のため、お目当ての公演は早めにチケットを購入するのがおすすめだ。