2017/12/07
ノラ・ジョーンズがアルバム・デビュー前にプロモーション用に制作されたデモ音源が『ファースト・セッションズ』として国内初作品化され12月20日に発売されることが決定した。
デビュー当初に一部ツアー会場やホームページでごく少数流通したのみという本作は、タイトルどおり初めてレコーディングした楽曲をまとめた幻の作品。デビュー・アルバム『ノラ・ジョーンズ』に収録されていた大ヒット曲「ドント・ノー・ホワイ」や「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」のファースト・ミックス音源のほか、この作品のみに収録されているジェシー・ハリス作の「サムシング・イズ・コーリング・ユー」やホレス・シルヴァー作の「ピース」など貴重な音源が収録されている。
ノラ・ジョーンズはこの『ファースト・セッション』が評価され、正式にBLUE NOTEとの契約が決定し、2001年5月からクレイグ・ストリートをプロデューサーに迎え20曲超レコーディング。しかし、クレイグの音の方向性をBLUE NOTEの当時の社長=ブルース・ランドヴァルが気に入らず、手直しをして残した3曲のみを残し、ダイアナ・ロス、ホール&オーツ、ダニー・ハサウェイなどのプロデューサーとしても有名な名匠アリフ・マーディンが『ファースト・セッションズ』の曲といくつかのカバーをうまくまとめて世に出したのが、デビュー作であり全世界累計売上が2,700万枚以上を記録している『ノラ・ジョーンズ』だった。
本作『ファースト・セッション』から「ドント・ノー・ホワイ」、「ターン・ミー・オン」、「カム・アウェイ・ウィズ・ミー」、「ローンスター」の4曲が『ノラ・ジョーンズ』に収録。3曲目「サムシング・イズ・コーリング・ユー」はジェシー・ハリスの作曲で、『ノラ・ジョーンズ』には未収録ながら、2003年発表の映像作品『ライブ・イン・ニュー・オリンズ』に収録。本作で初めて国内CD化される楽曲だ。
6曲目の「ピース」は、BLUE NOTEとも縁の深いピアニスト=ホレス・シルヴァーの1959年作品『ブローイン・ザ・ブルース・アウェイ』に収録された楽曲。昨年リリースした新作『デイ・ブレイクス』にも最新バージョンを収録するなど、ノラにとっても非常に思い入れのある楽曲となっている。
◎リリース情報
『ファースト・セッションズ』
2017/12/20 Release
1,620円(tax in.)/UCCQ-1079
01. ドント・ノー・ホワイ / Don’t Know Why
02. カム・アウェイ・ウィズ・ミー / Come Away With Me
03. サムシング・イズ・コーリング・ユー / Something Is Calling You (※国内未発表楽曲)
04. ターン ・ミー・オン / Turn Me On
05. ローンスター / Lone Star
06. ピース / Peace (※国内未発表楽曲)
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