2017/11/29 13:00
人々の想像を遥かに凌ぐディザスター・アクション大作『ジオストーム』が2018年1月19日に全国公開となるが、あらゆるディザスター映画に携わってきた、本作の監督ディーン・デブリンが、ディザスター映画を撮る上で一番大切なことを明かした。
監督は、『インディペンデンス・デイ』シリーズなどに携わり、あのローランド・エメリッヒ監督の右腕として、数々のディザスター映画を手掛けてきた。監督は、「私はいろんなディザスター大作を作ってきたけれど、成功したものもあれば、失敗に終わったものもある。長い経験から学んだ一番大切なことは、成功の決め手はキャラクター描写だということです。特殊効果にいくらお金をかけても、登場人物に共感できなければ、結局はインパクトのある作品にはならないのです。だから私が常に意識することは、登場人物たちがどのようなキャラクターなのか? そして彼らが観客を引き付ける理由は何なのか? さらには魅力あるキャラクター達がどんなドラマを織りなすのか? ということなのです」と語り、ディザスター映画を作る際に一番大切なのは、VFXではなく、人物描写とそこから生まれるドラマであることを明かした。
本作のドラマに関して監督は、「この作品は主人公ジェイクと弟マックの2人の兄弟と、その関係性を描いた物語なんだ」と語る。ジェイク役を演じたジェラルド・バトラーは、「なにがクールかというと、兄と弟というお決まりの設定をひっくり変えている部分なんだ。普通は弟が成長しないといけなくて、兄は弟に教えないといけない。でもこの作品では兄である僕が大人になり、成長するということを描いているんだよ。これは本当に素敵な演出だった。これはジェイクにとって、父と娘の物語でもありながら、兄としての成長の物語でもあるんだよ」と語り、一風変わった兄弟の物語であることを明かしている。
一方マックス役のジム・スタージェスは「僕の演じるマックスは、突然気象コントロール衛星の暴走を調査するチームを率いるように命じられるんだけど、それが誰も望まない“家族の再会”を必要とするんだ。彼ら兄弟の確執は根深いんだね。ライバル意識、嫉妬、敵意…。マックスは自分の能力を示そうとするんだけど、一緒に働く兄が悩みの種なんだね。でも能力を示すには兄の協力は絶必なんだ」と、確執のあるアンバランスな兄弟の物語であることを話した。寒波、熱波、地割れ、洪水、竜巻、雷、ひょう、全てのディザスターが集う『ジオストーム』は2018年1月19日より、全国ロードショー。
◎作品情報
『ジオストーム』
2018年1月19日(金)より、全国公開
監督:ディーン・デブリン
出演:ジェラルド・バトラー、ジム・スタージェス、アビー・コーニッシュほか
配給:ワーナー・ブラザース映画
(C) 2017 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC., SKYDANCE PRODUCTIONS, LLC AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
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