2017/11/24
2017年11月15日に21歳の若さで死去した故リル・ピープ(Lil Peep)が生前収録していたMONTREALITYとのインタビューが今週公開された。MONTREALITYは冒頭の断り書きでこの動画が4月13日にカナダ・モントリオールで録画されたことと、「ピープはこのインタビューの直後に髪を切り落とした。私たちは彼のニュー・ルックを反映する為にもう一度収録するつもりだったがその機会を得られなかった」と明かし、彼を追悼している。
このインタビューでリル・ピープは、子どもの頃に好きだったアニメやビデオゲーム、そしてアーティストとして売れ始める前のバイトのことなどについて話している。また、ヒップホップはアトランタ・シーンに影響を受けたことを明かし、フューチャー、グッチ・メイン、そしてアイラヴマコーネンを好きなアーティストとして挙げている。
また、86歳になったらどんな人生を歩んでいるかという質問には、「死んじまってるだろうね。とっくにいなくなってるだろう」と、まるで自分の死を予見しているかのような発言をしている。そして、「誰かと出会い、誰かと恋に落ちたら、子どもができたら……俺が言ってる意味分かるだろ?(そうなれば)状況は変わるかもね。でも今は、ここにいて音楽をやってる。俺が話してることは現実だから、今は失うものがあまりないんだ。でもここいて、やりたいことをやってるからf*** it(先のことは分からない)」と語っている。
生前SNSで薬物摂取やうつ病との闘いについて率直に話していた彼は、同じ悩みを抱えている人や自殺を考えている人に向けて励ましの言葉を送っている。「なんでも時間が経てば変わるさ。来年自分がどうなっているかなんて予測できない。分かるわけがない」と彼は言い、「俺の母親が良く言うんだ、時が全てを癒してくれるって。だから5年経ってもまだ、“どういうことだ?癒されるのを待ってるんだけど?何も起こらないじゃないか”って感じてても、それはまだあと数年かかるってこと。そういうことは時間がかかるんだ。でもいつかは良くなるから。感謝の気持ちを忘れないことが肝心だ」とアドバイスしている。
◎インタビュー映像
https://youtu.be/09lz1fRBBsY
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