2017/11/21
AC/DCのオリジナル・メンバーだった故マルコム・ヤングの訃報が世界を駆け巡った2017年11月18日、メキシコで公演を行なっていたフー・ファイターズが「ロック魂 / Let There Be Rock」のカヴァーで彼を追悼した。
若き日のマルコム・ヤングの写真をバックにギターをかき鳴らしながらステージに登場したフロントマンのデイヴ・グロールは、「ロックンロールが好きか?」と直球な質問を会場に投げかけ、「今夜、俺たちはみんなのためにロックンロールを演奏する。マルコム・ヤングのためにロックンロールを演奏する」と宣言。9月にBBC Radio 1の『Live Lounge』でも選曲し、激アツなカヴァーを披露していた「ロック魂」に突入した。
ヤングの訃報を受け、フー・ファイターズはインスタグラムにいち早く追悼文を投稿していた。「37年前、友人のラリー・ヒンクルと俺は金曜の夜にワシントンD.C.のアップタウン・シアターに深夜映画を観に行った。1980年で、俺たちは11歳だった。その映画が“ロック魂”で、俺の人生を変えた」とグロールは綴っていた。AC/DCが1979年にパリで行なった公演を収録したそのライブ映像を観た彼は、「初めてバンドをやりたいと思った。ギターを演奏するんじゃなくて、ぶっ壊したくなった」と当時を振り返った。
彼は、「ありがとう、マルコム、楽曲とセンスとかっこよさ、そして何年も自分のロックンロールに我を忘れてくれて。今夜俺もあなたのためにそうします」と投稿で誓っていた。
マルコム・ヤングは2014年から認知症のため、バンドを離れて闘病生活を送っていた。享年64だった。
◎「ロック魂」カヴァー映像
https://youtu.be/ck_KUkoHRyI
◎フー・ファイターズによる投稿
https://www.instagram.com/p/Bbpov8EAU2U/
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像