2012/06/28
再復活したビーチ・ボーイズ50周年記念プロジェクトは、久々のスタジオ・アルバム『ゴッド・メイド・ザ・ラジオ~神の創りしラジオ~』が全米ビルボード・チャートに3位初登場するなど、大成功を収めている。グループの延長線活動としてブルース・ジョンストンと共に今秋、南アメリカ公演を敢行することになったマイク・ラヴは、ビルボードに今後の活動に関し次のように語った。
「来年のグラミー賞授賞式で演奏してほしいとか、次のアルバムの制作とか、いろいろ話があるけど、まだ一つも決まっていないんだ。でも、様々なアイデアが沸き起こっているのも事実で、今回の50周年記念再結成が終わる来年、おそらく次のスタジオ・アルバムを作ることになるだろうし、将来何ができるか見てみたいんだ」。それを裏付けるように、ブライアン・ウィルソンと長年、作曲活動を共にし、今回のアルバムでも収録12曲中11曲を共同作曲したジョー・トーマスは、「実は、ビーチ・ボーイズのための曲がすでにイヤほどあるんだ。80時間におよぶテープがあって、その多くはブライアンのアルバム『イマジネーション』の時に作られているけど、亡くなったカール・ウィルソンのヴォーカルやデニス・ウィルソンの未発表ソングも含まれているよ」と明かしている。ニュー・アルバムでは「パシフィック・コースト・ハイウェイ」や「過ぎゆく夏」(ジョン・ボン・ジョヴィとの共作)にも使われたという。
レコード会社も前向きで、ツアー・プロモーターからも数多くのオファーが舞い込んでいる様子だ。一つ確かなことは、アルバムからの次のシングルが「今がその時」になることで、彼らの4重ハーモニーをもっと取り入れたり、少し歌詞を変えるなどしたニュー・バージョンでのリリースになるとのことだ。
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