2017/11/05 14:00
前作『不協和音』から約6か月ぶり、自身通算5枚目のシングルとなる欅坂46『風に吹かれても』が初週累計722,954枚を売り上げて、11月6日付週間シングル・セールスチャート“Top Singles Sales”で断トツの首位に立った。
『風に吹かれても』は、動画再生回数やツイート数によりリリースの1か月前から表題曲が総合チャート“JAPAN HOT100”に上位ランク・イン。10月30日に発表された初動3日間の集計時点で早くも前作『不協和音』の初動3日間売上を約6万枚上回り、その後も約9万枚の売上を伸ばした11/6付の“Top Singles Sales”で1位に立った。そして、本作のセールスに加えTwitter、ルックアップ、ダウンロードでも首位のポイントを獲得し、表題曲である「風に吹かれても」は同日付の総合ソングチャート“JAPAN HOT100”で堂々首位に輝いた。
今作の初週累計売上は、1stシングル『サイレントマジョリティー』のそれと比べて2倍以上となっており、リリースの度に右肩上がりとなっているセールスを見ても、デビューから1年半の期間で人気や知名度を積み上げてきた彼女らの成果は一目瞭然だろう。今回はSoundScan Japanの都道府県別セールス・データより、リリース初週における地域別店舗売上をそれぞれ抽出し、『不協和音』と『風に吹かれても』の増減を調査した。
『不協和音』
1位:関東
2位:近畿
3位:中部
4位:九州
5位:東北
6位:中国
7位:北海道
8位:甲信越
9位:北陸
10位:四国
『風に吹かれても』
1位:関東 (↓)
2位:中部 (↓)
3位:近畿 (↓)
4位:九州 (↑)
5位:東北 (↑)
6位:中国 (↑)
7位:甲信越(↑)
8位:北海道(↓)
9位:四国 (↑)
10位:北陸 (↑)
※(↑)(↓)が前作シングルからの売上枚数の増減を表しています。
順位にさほど変動はないものの、三大地方である関東、中部、近畿の店舗売上枚数は前作に比べ減っている。しかし、それ以外の地域での店舗売上は増えており、中でも福岡と宮城が特に数字を伸ばしている。デビュー直後は関東近郊が売上を先導していたが、メディア露出やSNSでの口コミにより知名度を高め、夏には富士急ハイランドでの初野外ライブや【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2017】への出演、さらに今年7月にリリースした1stアルバム『真っ白なものは汚したくなる』を引っ提げた全国ツアーを成功に収めるなどの様々な成果が、1stアルバム以降初のリリース作品となる今作のセールスで、三大地方以外の人口過密都市をはじめとする全国の店舗での購買力に繋がったことが顕著に表れたといえる。
今作が初動3日間の集計後に9万枚以上も売上を伸ばしたように、欅坂46の作品はリリース後にもさらにコンスタントなセールスを積み立てていく傾向が見られる。本作の表題曲が、欅坂46がイメージ・キャラクターを務めるファッションレンタルサービス『メチャカリ』の新CMにも起用されていることや、11月3日の『Mステ』にも出演したことなどから、リリース2週目以降のセールスや、話題性が反映される“JAPAN HOT100”でも引き続き上位をキープすることができるか、注目していきたい。
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