2017/10/23 12:40
10月11日にリリースした本格ジャズ・アルバム第2弾『夜のつづき』がiTunesジャズチャートにて1位を獲得するなど、ジャズ・シンガーとしても話題を集める八代亜紀が、現地時間の10月21日に米国ロサンゼルスの“ブランドン・ビーチ・パーフォーミング・アート・センター”にて公演を行った。
八代がロサンゼルスで公演を行うのは、実に36年ぶりのこと。前回の公演は、「雨の慕情」で日本レコード大賞を受賞した直後の翌1981年2月に開催され、のちにライブ・アルバム『八代亜紀 イン アメリカ』として発表された。
今回の公演は、現地のオーロラ日本語奨学金基金(米国で日本語教育に携わるアメリカ人教師や、大学院生の日本での研修を支援・育成し、日本語を学ぶ子供たちや学生により良い教育を広める事を目的とする非営利団体)が主催するベネフィット・コンサートで、一昨年はアンジェラ・アキが、昨年は由紀さおり・安田祥子が出演している。オーロラ日本語奨学金基金の活動に賛同した八代亜紀は、出演オファーを快諾。会場には、日系人を含む老若男女約1,200人が詰めかけた。中には、はるばるメキシコから観に来たというファンや、36年前にコンサートを観たことがある人もいた。
ステージに登場した八代は、「Hello, My name is Aki Yashiro.I’m Japanese singer.どうぞよろしく」と英語を交えて挨拶。また、36年ぶりのロサンゼルス公演に、「温かく迎えていただき、とても感動しています。今日は八代ワールドをたっぷりとお届け致します」と話し、「舟唄」や「雨の慕情」などの代表曲に加え、新作『夜のつづき』に収録された「帰ってくれたら嬉しいわ」や「黒い花びら」といったジャズ・ナンバーなど、18曲を披露した。
ジャズ・アルバム第1弾『夜のアルバム』のリリース時には、ニューヨークの老舗ジャズ・クラブ“バードランド”で公演を行い(2013年3月)、耳の肥えたニューヨーカー達を魅了したが、今回はロサンゼルスのホールを八代ワールドでいっぱいにした。「雨の慕情」のMCでは、「36年前に来たときも乾燥地帯のロスに雨を降らせたの。そしてなんと、今回の滞在中にも雨が降ったの!」と語り、場内の笑いを誘った。会場内は、日本が誇るシンガーの歌声に涙し、ジャズのリズムで身体を揺らし、MCで笑って、終始和やかな空気に包まれた。
また、八代は公演前日に開催される同基金主催のチャリティ・オークション・イベント【ベネフィット・アワード・ディナー,オークション&ガラ セレブレーション】にも参加し、ステージ衣装等を提供した。なお、コンサートとオークションの収益金は、学生の奨学金などに使われる。
(c)Mitsuo Shindo
(c)平岡純
◎「帰ってくれたら嬉しいわ」MV:
https://youtu.be/LBLS_7vUIrU
◎コンサート情報
【八代亜紀ベネフィット・コンサートin LA】
2017年10月21日(土)※現地時間
ブランドン・ビーチ・パーフォーミング・アート・センター in ロサンゼルス
◎リリース情報
アルバム『夜のつづき』
UCCJ-2146 3,240円(tax in.)
収録曲
1.帰ってくれたら嬉しいわ (ヘレン・メリル)
2.フィーヴァー (ペギー・リー)
3.黒い花びら (水原弘)
4.涙の太陽 (エミー・ジャクソン)
5.旅立てジャック (レイ・チャールズ)
6.ワーク・ソング (オスカー・ブラウン・ジュニア)
7.カモナ・マイ・ハウス (ローズ・マリー・クルーニー)
8.にくい貴方 (ナンシー・シナトラ)
9.恋の特効薬 (サーチャーズ)
10.夜のつづき (赤と青のブルース) ※インストゥルメンタル
11.赤と青のブルース (マリー・ラフォレ)
12.男と女のお話 (日吉ミミ)
13.夜が明けたら (浅川マキ)
( )はオリジナル歌唱または代表的歌唱アーティスト
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