2017/10/05 12:00
統合型リゾートを開発・運営するラスベガス・サンズ(本社:米国ネバダ州ラスベガス/NYSE:LVS)が10月4日、パレスホテル東京においてグローバル親善大使のデビッド・ベッカムを始めとするスポーツやライブエンターテイメント業界を代表する国内外のリーダーが一堂に会し、統合型リゾートが日本のエンターテイメントにもたらす可能性についてのパネル・ディスカッションを行ったほか、日本のアーティストやパフォーマーも招いたディナーを開催した。
エンターテイメント業界の立役者が集い、統合型リゾートが日本のエンターテイメント業界にもたらす影響についてこのようなパネル・ディスカッションを行うのは今回が初めてで、会場にはイーグルスのリードギタリストであるジョー・ウォルシュ、ウドー音楽事務所創業者の有働誠次郎も来場したほか、Live Nation社の海外・新興国市場部門責任者であるアラン・リッジウェイ、またテレビ番組「アメリカン・アイドル」のクリエーターでありスパイス・ガールズのマネージャーでもあり、そしてベッカム夫妻のビジネスパートナーでもあるサイモン・フューラーも姿を現した。
パネル・セッションで、デビッド・ベッカムは「ラスベガス・サンズは世界中に素晴らしいリゾートを作り出しており、そのスケールやビジョンはどれも印象的なものです。私はラスベガス・サンズのチームと協力しながらビジネスアイディアを考えることを楽しんでいます。日本は大好きな国の一つです。将来、日本のを世界に発信するお手伝いができることを楽しみにしています。」と述べた。
このほかにも、イーグルスやボン・ジョヴィなど世界のトップミュージシャンをマネジメントしてきたアーヴィン・エイゾフ、スポーツエンターテイメントやアリーナ及びスタジアムの運営に関わってきたOak View Group のCEOティム・レイウェック、ラスベガス・サンズのプレジデント兼COOのロバート・G・ゴールドスティーン、ラスベガス・サンズのグローバル開発マネージング・ディレクター、そしてマリーナベイ・サンズの社長兼CEOのジョージ・タナシェヴィッチが日本のエンターテイメント、そして統合型リゾート開発について下記のように述べた。
「日本は様々なことで知られていますが、エンターテイメント分野ではメジャーなコンサートのための最先端の設備の整った大規模な施設は多くないのが現状です。これは、統合型リゾート開発でライブエンターテイメントにとって魅力的な施設を作るチャンスです。日本が世界中からファンの集う場所となるためには、企画段階からエンターテイメント分野の意思決定者がエンターテイメント分野の実績もある統合型リゾート運営事業者と連携していくことが重要です。」ーアーヴィン・エイゾフ
「スポーツや音楽を含むライブエンターテイメントは、国内外の幅広い層の観光客を引き寄せる力があります。エンターテイメントは統合型リゾートの中でも、レジャー及びMICE(企業等の会議[ミーティング]、企業等の行う報奨・研修旅行[インセンティブ旅行]、国際機関・団体や学会等が行う国際会議[コンベンション]、展示会・見本市やイベント[エキシビジョン/イベント])を契機とする誘客において、非常に重要な役割を果たすでしょう。日本型IR が国際競争力のある施設になるためにも、IR の運営で実績のある事業者と、国内のエンターテイメント事業者がパートナーシップを組むことが必要です。」ーティム・レイウェック
「ラスベガス・サンズは、世界再興のレジャーとビジネスツーリズムのモデルを生み出しながら、ツーリズム業界に変革をもたらしてきました。私たちはMICEビジネスにおける統合型リゾートのリーダーとして知られていますが、サンズ・グループでは、スポーツ、音楽、映画などで最高のライブエンターテイメントをお届けしてきたという点も、是非知っていただきたいと思います。私たちは世界のエンターテイメント業界と親密で力強い協力関係を構築しており、トップスターによる公演を含め、米国、マカオ及びシンガポールの9箇所の施設で開催されるショーの数は年間900に上ります。日本でも国内関係者とともに、国内外の有力アーティストと音楽ファンの期待に応える最先端のライブエンターテイメント会場とコンテンツを作っていきたいと考えています。」ーロバート・G・ゴールドスティーン
「マリーナベイ・サンズがシンガポールで手がけたエンターテイメント・シーンの変革と観光業に与えたインパクトを考えると、日本における統合型リゾートは、観光の魅力としての日本のエンターテイメントの可能性を掘り起こすものだと考えています。日本の統合型リゾートは、日本のエンターテイメントの海外発信において役割を担っていくでしょう。それと同時に世界における9施設を通じて日本のエンターテナーが世界で活躍する場を提供していきたいと思います。」ージョージ・タナシェヴィッチ
パネル・ディスカッションは午後3時に終了し、続いて、俳優の斎藤工や元宝塚歌劇団月組トップスターの龍真咲、映画監督の宮崎大祐や宮本亜門なども参加したレッド・カーペット・ディナー・イベントが開催された。
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