2017/09/15
2017年9月23日より公開となる映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』で、主要人物の一人を演じる林遣都が劇中でギターやハーモニカの全てを実演し、その演奏がそのまま作品に使用されていることが明らかとなった。
謎めいたストーリーとファンタジックな展開の最後に訪れる深い感動が瞬く間に話題を呼び、“東野圭吾作品史上、最も泣ける感動作”として2012 年の発売以来、高い支持を得ている『ナミヤ雑貨店の奇蹟』が遂に実写公開される。山田涼介や西田敏行、尾野真千子ら豪華俳優陣が顔を揃え、作品を見応えのある物語へと盛り上げてゆく。
林遣都は、本作の舞台となるナミヤ雑貨店の奇蹟に関わる一人で、ミュージシャンを目指す松岡克郎役を演じており、キャラクター達を結ぶ重要な役どころだ。本作のプロデューサー二宮直彦は、「今回、最も難しい役作りだったのは、松岡克郎役の林遣都さんかもしれません」と語る。劇中で林は、ギター、歌、ハーモニカの演奏をしているが、音楽の経験が全くなく、特に林が劇中で吹いているハーモニカはクロマチックハーモニカという特別なものだった。林はこのクロマチックハーモニカを演奏する為に、気合を入れてトレーニングに励み、通常のレッスンの他に撮影の合間にも一人で練習をしたそうだ。更にシーン撮影当日も3時間練習し、本番前にやりすぎるといけないということで、小休止を挟み直前でラストレッスンをし、撮影に挑んだ。
二宮は「林さんが吹いているのはクロマチックハーモニカというもので、これは素人が習得するには最低でも半年はかかるといわれる楽器なのですが、彼は短期間で見事に習得したんです!」と驚きを隠せない。林の吹く音色に撮影スタッフも感動し、「このシーンは絶対にいいシーンになる!」とその場にいた全員が確信したという。林のハーモニカを指導したその道40年の先生も、「彼は初心者とは思えない。本当にすごい!」と太鼓判。そしてこの時の林の演奏があまりにも素晴らしかった為、そのまま劇中での使用が決定したようだ。
自らの役になりきる為、音楽経験値ゼロから、その道のプロを唸らせるまでに成長した林の演奏と、その徹底した役作りは、周りのスタッフ達の心をも鷲掴みにした。そしてその熱はナミヤ雑貨店の店主浪矢雄治を演じた西田敏行にも伝わり、「今回は、若手の俳優さんが素晴らしくて、本当に感動させられました。僕は殆どの役者さんと絡んでいないんですが、それでも彼らと芝居で渡り合ったような気持ちになっているんですよ」と語るとおり、西田が若手俳優陣の芝居に心を動かされたことを明かしている。
◎『ナミヤ雑貨店の奇蹟』予告編
https://youtu.be/h55vZl91dTM
◎公開情報
『ナミヤ雑貨店の奇蹟』
2017年9月23日(土)より、全国公開
監督:廣木隆一
出演:山田涼介、村上虹郎、寛 一郎、成海璃子、門脇麦、林遣都、萩原聖人、尾野真千子、西田敏行ほか
原作:東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(角川文庫 刊)
配給:KADOKAWA/松竹(共同配給)
(C)2017「ナミヤ雑貨店の奇蹟」製作委員会
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