2017/07/21
2017年11月10日~19日にわたり開催される都市型ジャズ・フェスティバル【かわさきジャズ2017】の記者発表会が7月21日にラゾーナ川崎プラザソルにて行われ、ジャズ・ボーカリストの伊藤君子らが登壇した。
2015年にスタートし今年で3回目の開催となる【かわさきジャズ】は、川崎市の様々な会場で、<ジャズは橋を架ける~Jazz overcomes differences.~>というコンセプトのもと“多様性”と“コラボレーション”をテーマに音楽を通じて様々な出会いと交流の機会を創出するというイベントだ。
今回開催されるコンサートのうち、2公演に出演する伊藤君子はこの日ピアノをバックに美空ひばりの「愛燦燦」を披露。自身が出演する【伊藤君子~ひばりを歌う】について、「ジャズって敷居が高いものだというイメージをお持ちの方がいますが、この機会に演奏をお聴きになった方が“こんなに楽しいんだ”と思ってもらえるような ステージにしたいです」とコメント。そして、洗足学園音楽大学創立50周年記念公演【5th decade memorial jazz trip concert】での、学生たちとの共演については、「もうね、ほんっとに楽しみです! 私も洗足学園で客員教授としていたことがあって、最後の3年間はビッグバンドで練習していたので、今回後輩たちが頑張ってくれているし一緒にできるのは本当に嬉しいです」と心境を語った。
そして、ほかにも計7会場で行われるプログラムが明らかに。新百合トウェンティワンホールでは【Jazz Bar 前田憲男トリオ スペシャルゲスト 小林桂】、【Jazz Bar 渡辺香津美 A Night With Strings】が行われ、10月に新しくオープンする川崎市スポーツ・文化総合センターでは【オルケスタ・デ・ラ・ルス 日本ラテン化計画2017】が開かれる。また、メイン会場となるミューザ川崎シンフォニーホールでは【シェネル / フロント・アクト高澤綾withジェイソン・マルサリス】と【Nao Yoshioka with Special Guest Eric Roberson フロント・アクトm.s.t】が開催。さらに、クラブチッタではカンツォーネ・ブームを巻き起こしたジリオラ・チンクェッティが25年ぶりに来日公演を行うなど、まさに世代やジャズという垣根を飛び越えた“多様性”と“コラボーション”に溢れた公演の数々が発表された。
また、コンサート以外にも人材育成プログラムとして全5回の【ジャズアカデミー】が今年も開講。音楽公演にも出演する前田憲男(ピアニスト/作・編曲家)をはじめ、福本純也(ピアニスト/作・編曲家)、三森隆文(『ジャズジャパン』編集長)、宮本貴奈(ピアニスト/作曲家)、則竹裕之(ドラマー)らがジャズ以外にもサルサや音楽の基礎となるリズムなど各ジャンルの第一人者が独自の視点で語るシリーズ・セッションとなる。同フェスティバルの実行委員会から「『ジャズを聴きにいく』というよりも、『ジャズが街中にやってくる』イメージで皆さんに楽しんで頂きたいです」と紹介があった通り、川崎市内の至る所で音楽が奏でられる10日間になりそうだ。
◎【かわさきジャズ2017】公演情報
【5th decade memorial jazz trip concert】
2017年11月14日(火)18:30開演
会場:川崎市高津市民館ノクティホール
【伊藤君子~ひばりを歌う】
2017年11月17日(金)14:00開演
会場:ラゾーナ川崎プラザソル
その他公演、プログラムについての詳細はこちら。
http://www.kawasakijazz.jp/
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