2017/06/21
2017年5月に亡くなったサウンドガーデンのクリス・コーネルの遺作となったミュージック・ビデオが公開された。1915年~1917年に起きたアルメニア人虐殺から逃れる難民を描いた映画『The Promise(原題)』の同名の主題歌で、6月20日の世界難民の日を記念して公開された。曲の収益は人道支援チャリティの国際救援委員会(International Rescue Committee)に寄付される。
前世紀からの古い写真から始まり、現代のシリアやリビヤ難民の実際の映像へとシフトするこのMVでコーネルは、世界中の難民の苦しみを浮き彫りにすることを意図していたと、MVの監督のMeiert Avisとステファン・スミスはローリング・ストーンに話している。難しいテーマではあるものの、希望のあるトーンにしてほしいと繰り返し言われたそうだ。当初のコンセプトでは解説文が入る予定だったが、心に迫る感動的な効果を狙ってカットしたとのことで、「The Promise」のビデオでは空爆や逃げる家族の映像と共に、救出された子どもや再会、そして難民受け入れを訴えるデモなどの映像が織り交ぜられている。
コーネルが生前公開していた最後のMVは、2015年のソロ作品「Nearly Forgot My Broken Heart」だったが、最近になってYouTubeから削除された。理由は明らかにされていないが、コーネルがアメリカのオールド・ウェストで絞首刑を待つという設定が、彼の実際の死因(首吊りによる自殺と断定されている)に酷似しているから、という見方が有力だ。
◎「The Promise」MV
https://youtu.be/tEpwvvyrAJU
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