2017/05/30 11:10
グラミー賞にノミネートされた唯一のイタリア人アーティストであり、イタリアが世界に誇るシンガー、ズッケロの初来日公演が5月29日渋谷・TSUTAYA O-EASTで開催された。
ボノ(U2)、ジェフ・ベック、レイ・チャールズ、エリック・クラプトン、マイルス・デイヴィス、B.B.キング、ブライアン・メイ、スティング等の錚々たるスーパースターとの共演を果たし、その音楽を世界に広めてきたズッケロ。
昨年、5月の【日本イタリア国交 150 周年記念イベント「イタリア・アモーレ・ミオ!」 Zucchero & HOTEI 限定ライブ・コンサート】や12月の布袋寅泰の35周年ホールツアー・ファイナルのNHKホール2DAYSのスペシャル・ゲストとして日本でパフォーマンスを披露したことはあるが、ズッケロとしてはこれが初の来日公演であり、その力強いパフォーマンスがフルスケールで展開された。パワフルで深みのある歌声は、その実力とキャリアを十分に伝えるものだった。
昨年から日本、イタリア、イギリスと世界で共演パフォーマンスを行い、ズッケロと国境を越えた交友関係を持つ布袋寅泰がこの日もゲスト出演。ズッケロの最新アルバムでギターを担当した曲「ティ・ヴォリョ・スポザーレ feat. 布袋寅泰 (君と結婚したい)」他、この日ズッケロが披露した26曲中の11曲でステージに立ち、この日のライブを特別なものにした。
ズッケロはライブ中に「イタリア語の曲は、英語やスペイン語に変えて歌うことはあるけど、日本語にするのは難しい。でも音楽は自ら語る。オリジナル曲だからイタリア語で歌わせてほしい。マイ・フレンド、HOTEIに感謝している」とちょうど1年前からの共演を紹介し、「音楽が私たちを繋いでいる」と、音楽へ強い想いを語る姿が印象的だった。
最後にズッケロが「また来るのを楽しみにしているよ!」と語った通り、この熱い演奏と音楽への想いを、また見る日が来るのを楽しみにしたい。
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