2017/05/25
2017年5月22日に英マンチェスターの会場で発生した爆破テロ事件を受け、アリアナ・グランデが【デンジャラス・ウーマン・ツアー】の6月5日までの日程を中止することを発表した。
彼女のレーベルであるユニバーサル傘下のリパブリック・レコードが、「マンチェスターでの悲劇的な出来事を受け、状況を見極め、亡くなった方々へきちんと敬意を表するまで、アリアナ・グランデの【デンジャラス・ウーマン・ツアー】を延期することにしました。今週のロンドンO2公演は中止、そして6月5日のスイス公演までのコンサートも全てキャンセルします。今は、この卑怯で無分別な暴力行為に影響を受けた多くのご家族と、マンチェスターの街を、引き続き共に支援してくださいますようお願い申し上げます。私たちの暮らし方がまたしても脅かされてしまいましたが、一緒に乗り越えましょう。ありがとうございます」という内容の声明を発表した。
事件発生当日、アリアナは【デンジャラス・ウーマン・ツアー】欧州日程の6日目に当たるマンチェスター・アリーナ公演を行っていた。ライブ終了後に観客が帰っていたところ爆発が起き、22人が死亡、少なくとも59人が負傷した。自爆テロの実行犯はリビア系英国人のサルマン・アベディ容疑者(22)で、会場から約6キロの距離に住んでいた。
事件直後、アリアナのマネージメントSBプロダクションズは、「今夜、私たちは悲しみに打ちひしがれています。この無意味な攻撃で傷つけられた犠牲者やご家族に対し、この悲しみを表現する言葉がありません」と声明を発表。アリアナ本人も、「打ちひしがれています。心の底からとても、とても残念に思っています。言葉がありません」とツイートした。
現時点で中止が発表されているのは5月25日、26日のロンドン、5月28日のベルギー、5月31日と6月1日のポーランド、6月3日のドイツ、6月5日のスイスの7公演で、ライブ・ネイションによるとチケット代は払い戻されるとのこと。ツアーが再開されるとすれば6月7日のフランスからで、6月17日に欧州日程が終了し、その後中南米、アジア、オーストラリア、ニュージーランドと続く予定になっている。
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