2017/05/25 08:00
5月25日は、90年代アメリカ西海岸を中心に若者から絶大な人気を誇ったロック・バンド、サブライムのフロントマン、ブラッドリー・ノウェルの命日。メジャーデビューを目前に控えた注目ロック・バンドのフロントマンの衝撃的な死から、21年が経過した。
ブラッドリー・ノウェルは1968年2月22日、アメリカ・カリフォルニア州ロングビーチ生まれ。1988年にベースのエリック・ウィルソン、ドラムのバド・ゴウと3ピース・バンド、サブライムを結成。ロック、パンク、スカ、レゲエ、ヒップホップなど様々なジャンルを包括したサウンドで地元ロングビーチを中心に西海岸の若者達から絶大な支持を獲得し、1992年にはブラッドの主宰するインディー・レーベルから『40オンス・トゥ・フリーダム』でデビューを果たした。その後『ロビン・ザ・フッド』(1994年)の発表を経て、ついにバンドはメジャー移籍へ。新作のレコーディングも順調に進み、リリースを2か月後に控えた1996年5月25日、ブラッドはヘロインの過剰摂取により、突然、この世を去ってしまう。当時まだ28歳だった。
ブラッドの死を受け、96年7月にリリースされたメジャーデビュー作『サブライム』は全米ビルボード13位を記録し、アメリカ国内で500万枚を売り上げる大ヒットとなった。念願の全米ブレイクを果たしながらも、フロントマンを失ったサブライムは解散。残されたエリックとバドは新たにロング・ビーチ・ダブ・オールスターズとして活動をおこなうようになった。
なお、サブライムは2009年に新ボーカリストのローム・ラミレスを迎えて再結成を果たし、サブライム・ウィズ・ロームとしてこれまでに2枚のアルバムを発表。現在、オリジナル・メンバーはベースのエリックのみとなっているが、ライブを中心に精力的に活動を続けている。
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