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2017/05/23

サンホラでも活躍する歌姫 Joelle(ジョエル)、レコ発ワンマンも大盛況

 2016年春より東京を拠点とした歌手活動を本格化したJoelle(ジョエル)が、自身初となる東京でのオリジナルワンマンライブ【Alstroemeria and I】を5月21日 渋谷WWWで開催した。

 本公演は、彼女が抱く“未来を想い力強く歩む意思”が強く表れた新作『Alstroemeria』のリリース記念であり、また同作品は自身が全曲作詞を担当した思い入れの強いものとなっている。ライブでは『Alstroemeria』の全6曲はもちろんのこと、Joelleの持つ過去発表作のバンドアレンジVer.や、テレビゲームや漫画・アニメ等で作品展開中の『アルトネリコ』シリーズで使用された楽曲をカヴァーし披露するなど、豊富な内容となった。

 会場の照明が落ち、今回のライブサポートメンバーの長谷川淳(b)から順に、藤本健一(dr)、河野啓三(key)、佐藤健治(g)が入場。ファンにとっては期待の的のひとつだったであろう新作『Alstroemeria』から、本公演の始まりを告げるのにふさわしいテンポチェンジが魅力的な「Pain」のイントロが流れる中で、鮮やかなミントグリーンが映える衣装に身を包んだJoelleがステージに現れた。

 過去発表作は、Joelleの地元・秋田の中学校新校舎竣工記念ソングとして作曲した「Believe~僕らの未来~」を始め、自身の母親へ向けて綴ったラブバラード「Beautiful」やピアノ伴奏のみで歌い上げた「Give Me Tomorrow」などを披露し、彼女の持つ柔らかく包み込むような歌声で、観客を温かく優しい世界へと誘った。

 公演の中盤に差し掛かった頃にMCでメンバーを呼び込み、Joelle独特の話術で会場を笑いに包むシーンも。ここから門脇大輔(Vl)も参加し、「Waiting For…」「No Words」「Fighting for Myself」を一気に歌い上げる。また、『アルトネリコ』シリーズ等からカヴァーとして4曲を披露。MCで原曲を歌う霜月はるかや志方あきこらに感謝の意を述べ、高らかに歌った。

 アンコールでは衣装を淡いピンクのドレスにチェンジし、2006年上映の『劇場版TRICK2』の主題歌「ラッキー・マリア」を歌唱。彼女は今年2017年でデビュー10周年となるが、デビュー作でラストを飾るかたちとなり、会場は大いに湧いた。

 【Alstroemeria and I】はJoelle自身が歌手活動の原点を胸に抱きながら、新たな挑戦を続けていくことを覚悟し戦おうとする想いがつまった、温かく優しく、力強いライブとなった。


撮影:洲脇理恵


◎セットリスト
【Joelle オリジナルアルバムリリース記念ワンマンライブ“Alstroemeria and I”】
2017年5月21日(日)渋谷WWW
M01 Pain
M02 Never Ending Love
M03 夜の翼
M04 Believe?僕らの未来?
M05 Eternity
M06 Beautiful
M07 Give Me Tomorrow
M08 Waiting For…
M09 No Words
M10 Fighting for Myself
M11 Hartes ciel,melenas walasye
M12 The color of Roses
M13 Ec Tisia ~Tarifa~
M14 謳う丘 ~Ar=Ciel Ar=Dor~
M15 Tunnel
En1 ラッキー・マリア

◎リリース情報
アルバム『Alstroemeria』
2017/1/4 RELEASE
<CD> SLTJ-0002 1,980円(tax out.)
http://www.joelle.jp/

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