2017/05/03
ケンドリック・ラマーの『DAMN.』が、先週に引き続きNo.1獲得を果たした、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
2週目にして、20万ユニットを超える週間セールスを獲得し、2位以下と大きく差をつけて首位の座をキープした、ケンドリック・ラマーの『DAMN.』。本作からは、先行シングル「ハンブル.」が先週のソング・チャートで自身初の首位を獲得し(今週3位)、その他にも7位の「DNA.」など、今週も12曲のタイトルがTOP100にランクインしている。
ケンドリック・ラマーをはじめ、収録曲のストリーミング(視聴回数)が強いアーティストのアルバムは、依然として強い。ドレイクの『モア・ライフ』は先週の3位から2位へ、エド・シーランの『÷』(ディバイド)は4位から3位へ、それぞれ浮上。今週、「ザッツ・ワット・アイ・ライク」がソング・チャートでNo.1獲得を果たした、ブルーノ・マーズの『24K・マジック』は、5位にランクアップしている。コールドプレイとコラボした「サムシング・ジャスト・ライク・ディス」が大ヒット中の、ザ・チェインスモーカーズの初のフル・アルバム『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』(6位)や、「マスク・オフ」が大ヒット中のフューチャーの『フューチャー』(9位)も安定したポイントを獲得している。
4位に初登場したのは、「ドライブ」(2000年)などのヒットで知られるロックバンド、インキュバスの新作『8』。スタジオ・アルバムとしては、2011年にリリースされた『イフ・ノット・ナウ、ウェン?』からおよそ6年振りとなるアルバムで、出世作となった『モーニング・ヴュー』(2001年)から5作連続のTOP10入りを果たしている。上位のアーティストとは対照的に、52,000ユニット数の内、アルバム・セールスが49,000枚と、ストリーミングによるポイントはほとんどなく、純粋な売上が大半を占める。ロック・アーティストや、ベテラン・アーテイストのアルバムは、ストリーミングよりもセールスが強い。
8位にデビューしたのは、映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』サウンドトラック盤。本作は、2014年公開の前作『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の続編で、サム・クックの「ブリング・イット・ホーム・トゥ・ミー」(1962年)やパーラメントの「フラッシュ・ライト」(1978年)、ジョージ・ハリスンの「マイ・スウィート・ロード」(1970年)など、過去の名曲が目白押し。前作は、アルバム・チャートでNo.1獲得を果たし、ワールド・セールスは250万枚を突破する大ヒットを記録した。映画の日本公開日および国内盤のリリースは、5月12日予定。
Text:本家一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートの掲載は3日22時以降予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『DAMN.』ケンドリック・ラマー
2位『モア・ライフ』ドレイク
3位『÷』エド・シーラン
4位『8』インキュバス
5位『24K・マジック』ブルーノ・マーズ
6位『メモリーズ...ドゥー・ノット・オープン』ザ・チェインスモーカーズ
7位『モアナと伝説の海』サウンドトラック
8位『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス オーサム・ミックス・VOL.2』サウンドトラック
9位『フューチャー』フューチャー
10位『スターボーイ』ザ・ウィークエンド
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