2012/02/15
YUIや絢香を輩出した音楽塾ヴォイスの卒業生で、2月15日 デビュー作『サブリナ』をリリースしたばかりの現役高校生シンガーソングライター 家入レオ。謎めいた存在である彼女が、その実態を自らの言葉で語った。
一度聴いたら耳から離れない「パッパッパラ…♪」で注目度上昇中の『サブリナ』は、アニメ「トリコ」エンディング主題歌としてオンエア。ラジオ各局でもヘビーローテーションされ、レコチョクランキングではTOP5入りを記録している。そんな楽曲自体は世に浸透している彼女が、まだあまり明らかになっていない“家入レオの実態”を語った。
彼女は女子中学時代についてこう振り返る。「朝教室のドアを開けるとその日のランキングみたいなのがあって、あの娘は可愛くて面白いから順番が上で、あの娘は地味で本ばかり読んでいるから順番が下、みたいな。クラスの誰も口には出さないけど、安易な一言で立場がどんどん変わっていく異様な雰囲気が漂っていました。なんでそんなことしてるの? って自分と、低く見られたくないって自分がいつも戦っていて、無理に面白いことを言ってみんなが笑ってくれるのはすごく嬉しいんだけど、同時に、「今日も、嫌われずに済んだ。」と心の中でホッとしてる自分が一番嫌いでした」
多感な学生時代特有の鬱屈とした日々。そんな生活から彼女を救ったのが音楽だったそうだ。「そんな気持ちを誰にも言うことが出来なくて、苦しかった時、母のCD棚から尾崎豊さんの『15の夜』を聴いて涙が止まらなくて、私も曲を書きたい! って音楽塾ヴォイスに行きました。あと、小さい頃から寂しくて歌っていましたね。壁からはね返ってくる自分の声がひたすら心地よかった。でも外で歌うと、みんなが集まってきて嬉しかった。声と声が重なる瞬間って本当に素敵なんです」
なお、音楽塾ヴォイスで学んだことについては、「作曲、曲の分析、発声の仕方、ビートの刻み方、ギター……と沢山の事を学びました。でも、一番大きかったのは、音楽を共有する気持ち、です。アレンジってこんな風にやるんだ! とか、プリプロってこんな風な雰囲気なんだとか。自分一人だと、考えきれないアレンジや、メロディーを感じる事が出来ました」と語っている。
そして念願のメジャーデビューが決まった彼女は、今の心境について「素直に凄く嬉しいです。でも、福岡の実家で悶々と作った『サブリナ』がいろいろなところで流れてきて不思議な気持ちでもあります。デビューはゴールじゃなくスタートラインなのでここから色々な方に歌を届けていきたいです」とコメント。かつて自らを変えてくれた音楽でもって、家入レオはどんな未来を切り開いていくのか。ぜひそのストーリーに注目してほしい。
◎家入レオ『サブリナ』&今後の夢を語る
--メジャーデビューシングル『サブリナ』に込めた想いを教えてください。
家入レオ:この曲は私が15才の時に書いた曲なんですが、それまでは、「なんで自分ばかり辛いんだ。寂しいんだ。」と思っていました。ある時同級生の女の子と深く話す機会があって、あまり良くないサイトとかでメールしているけど凄く明るい子でした。その子になんでそんなことしてんの? って言ったら、「さびしいから」って言われて、自分だけじゃなくて本当はみんな笑顔の裏に苦しみを隠していたんだ、と衝撃を受けて書きました。歌詞では、私が、私がと書くんじゃなくて、架空の女性サブリナに想いを託した方が、聴いて下さる方も感情移入しやすいんじゃないかな、と思いました。本当の愛が欲しい、寂しいそういう想いをうちに秘めるのではなくこの曲にぶつけて頂きたいです。
--ここから始まる家入レオのストーリー。デビューした以上は叶えたい夢や目標があったら教えてください。
家入レオ:痛みを痛みとしてリアルに叫び続けること、これだけは私の中で譲れないことです。勿論、皆さんに聴いて頂く以上、言葉の修正は入るかもしれない。笑 でも、ぐろい、痛すぎる、重すぎる、なんて言われてもそれが私の色なので躊躇なく叫び続けて行きたいです。私のレオという名前は、「LEON」という映画からつけたのですが、主人公のジャン・レノさんが不器用ながらにナタリー・ポートマンを愛してるのをみて、私も不器用だけど真っ直ぐに生きて行こうと思い、つけました。世界的にヒットした映画でもあります。私もいつか海外に向けて歌を歌っていけたらと思うので、RじゃなくてLからのLEOにしました。ライブも色々なところでやっていきたいです。
◎シングル『サブリナ』
2012.02.15 RELEASE
[初回盤(CD+DVD)]
VIZL-454 1,500円(tax in.)
[通常盤(CD)]
VICL-36675 1,050円(tax in.)
[トリコ盤(1万枚完全生産限定盤)]
VIZL-455 800円(tax in.)
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像