2017/03/31
3月最後の週末となった3月25日および26日、Cheeky Paradeは豊洲および山梨県甲府市にてライブを開催した。
<3月25日(土)、豊洲のリリイベは小鷹狩百花の生誕サプライズ>
3月25日は新曲『Shout along!』(4月26日発売)のリリースイベントをららぽーと豊洲にて開催したチキパ。この日は、2月21日で18歳になった小鷹狩百花の生誕サプライズが2部にて行なわれた。
1部が終了するや否や、シーサイドデッキメインステージ周辺では、横断幕や赤い風船の配布などファン有志による小鷹狩百花生誕サプライズへの準備が進んでいた。
そして迎えた第2部。「Hands up!」の疾走感溢れるイントロに促され、ステージに向けて7人は猛ダッシュを決める。小鷹狩がステージに立つまで観覧エリアの様子を目にしないようにと、あえての選曲。なお、今回のセットリストを組んだのはリーダーの鈴木友梨耶。さすがは“僕らのおねーちゃん”である。
小鷹狩がステージインしようとする直前、彼女が目にしたのは、バレーボールの応援でもするかのような長い赤い風船を手にした多くの観客と、最前に掲げられた『小鷹狩百花 18歳 お誕生日おめでとう! ~遅くなったけど忘れてたわけじゃないよ~』の横断幕。永井日菜に手を引かれ、渡辺亜紗美に背中を押されながらステージに上げられると、お祝いされることの嬉しさとくすぐったさ、加えて“今日までのすべて”が壮大なフリであったことを察して、瞳を潤ませながらも照れた様子を浮かべる。そして彼女は、「Hands up!」のアウトロで、関根優那が見せる“エド・はるみポーズ”まで譲られるという特別待遇を受けた。
「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」を歌って、小鷹狩の誕生日をあらためてメンバー、そして集まったファンでお祝いする。ところが、ひとり困惑の表情を浮かべていたのが、“1ヶ月ちょっと遅れてやってきた”本日の主役だ。「ちょっと待って。聞いてください皆さん。」と、現在L.A留学中の“どこぞの金髪”のようなフレーズを口にした彼女は、「スタッフさんから私、個人にLINEで『もも、今回、生誕はなくなりました。正式になくなりましたので、よろしくお願いします。』ってきたんですよ。」と、困惑している理由を述べる。すると、すかさず渡辺亜紗美が「知ってたよ!」と一言。そしてメンバーも「知ってた。」「すごい前から知ってた。」と口々に呟く。ちなみに余談だが、サンリオピューロランドでiDOL Streetがイベントを行なった頃から、小鷹狩の生誕は3月25日の豊洲で行なうことが秘密裏に明かされていた。
溝呂木世蘭は、「そのLINEが届いた日に、ももと電話してて、『なあなあ、聞いて。生誕がなくなったんやけど……。』って言われて、どう話したらいいかわからなくて(笑)。」と、笑いながら裏話を暴露。すると小鷹狩、今度は「みんなが『今日は(生誕ないけど)しょうがないよねー』みたいなこと言うやん? “しょうがないってなんだよ! 世蘭!”って思って!」と、誕生日が過ぎても一向に生誕サプライズが行なわれることなくイベントが続いていたフラストレーションをここぞとばかりにぶちまける。が、しかし、友梨耶から「でも今日、生誕ないからって言ってさ、マネージャーさんに200円のアイス買ってもらってたじゃん。」と、スタッフにアイスを買ってもらったことを暴露されると、今度は6人と会場を埋めた観客たちから、「返しな。」「みんなお祝いしてくれたんだから返しなよ。」と、アイスの代金の返還を迫られてしまうのであった。
この日のイベントは、「Let's Party」で、生誕ムードをさらに盛り上げ、新曲「Shout along!」で観客と声を合わせると、ラストは「SUPER STAR」。もちろん、メンバーが歌詞の随所をアドリブで「もも」に変えた“小鷹狩百花誕生日おめでとうver.”で歌い上げて、2年間限定でグループ最年少となっている彼女の1か月とちょっと遅れのバースデーをお祝いしていた。
<3月26日(日)は久しぶりの山梨ライブ「みなさん楽しんでますかー!」>
翌3月26日は、甲府市駅前で行なわれている【YBS山梨放送・NNS 春のチャンネル祭り ~アイドルステージ Girl's Bomb!! 桃源郷~】に出演するために山梨へとやってきたチキパの7人。冷たい雨が降る甲府市の気温は、最高8度 / 最低4度。まるで春が足踏みをしたかのような気候だった。
メンバーにとって久しぶりとなった山梨でのライブは、「無限大少女∀」からスタート。このイベントには、Cheeky Parade以外にもアイドルグループが出演しているということで、アイドルファンなら知っているチキパの代表曲をまず持ってきて、観客の気持ちをガッチリとわしづかみ。そうかと思ったら、2曲目は“チキパ屈指の可愛い曲”とさえ囁かれている「SUPER STAR」で、7人はわがままなヒロインに。観客を振り向かせたところで一気にハートを撃ち抜いていくという、これはもうチキパによる他のアイドルファン殲滅作戦、もしくは総チキパファン化計画とでも言うべきか。ちなみに一部のセットリストを考えたのは鈴木友梨耶。さすがは“僕らのおねーちゃん”である。
「久しぶりの山梨、すごくテンションが上がってます! みなさん楽しんでますかー!」
友梨耶が集まった観客に呼びかけるも、そこは最低気温4度。観客からのレスポンスは、冬の河口湖のブラックバスよりも鈍い。もっとも、そんな反応を返されたことで、友梨耶のハートの体温は急激に沸点突破。「私はこんな小さい声のために山梨に来たんじゃない!!!!」とステージ上で突然憤怒する。しかしながら、どこか可愛らしさが抜けきれない彼女の怒り方を見て、他のメンバーと集まった観客は、「めっちゃ怒ってますよ今日は(笑)」「めっちゃ怒ってる(笑)」と、大爆笑になっていた。
夕方の第2部は、「Hands up!」でオーディエンスを踊らせるところから。チキパのファン、たまたま別のアーティストの出演を観るためにやってきた人たち、そして、駅前でのイベントということで足を運んだ親子連れやカップルなどを巻き込んで、総“カマチャリ カマチャリ すしざんまい”という、日常ではあまり目にすることができない光景が甲府駅前で繰り広げられると、思わず駅の上階から窓越しに眺める人の数も増加するというものである。
引き続き「BUNBUN NINE9'」および新曲「Shout along!」でパワフルなチキパを見せつけると、会場からはコールと激しいクラップの応酬が展開される。「カラフルスターライト」になってもその激しさは増していくばかりで、集まったオーディエンスの心が踊っている様子が手にとるようにわかる。曲中、「山梨のみなさん、楽しんでますか?」という関根優那の問いかけに応えた大歓声が最初からあれば、第1部のMCで友梨耶が憤慨する必要はなかったのではないかと思うほどだ。
そして最後は「C.P.U !?」で、7人は華麗に舞う。結局、Cheeky Paradeは、甲府駅前の重力にも仕事を放棄させるダイナミックなジャンプを何度も決めて、冬に逆戻りしたこの日の山梨に、局地的ながら再び春を招き入れるほどの熱いライブでステージを締めくくった。
「Shout along!」のリリースまで、残り1か月。そう、気がつけば、もう春はすぐそこまでやってきている。
春。それは、喜びと切なさが誰の胸の中でも交錯する季節。きっとチキパも例外ではないだろう。でも、だからこそ彼女たちは、ステージの上では当たり前の顔をしながら、またひとつ新しい季節を超えていく。
それは、ひとりでも多くの人に笑顔を届けるため。感謝の気持ちと、変わらないものがいつまでもここにあるということを伝えるために。
なお、Cheeky Paradeは今後もシングル『Shout along!』リリースに伴うイベントを各地で開催する他、今週末の【@JAM THE WORLD春のジャムまつり!2017】をはじめとするイベントにも多数出演が決定。5~6月にかけては恒例のライブシリーズ【LIVE LIVE LIVE!】の追加公演を渋谷WOMBLIVEにて行う予定だ。
◎リリース情報
シングル『Shout along!』
2017/04/26 RELEASE
[CD+Blu-ray]
AVCD-39362/B 2160円
[CDシングル]
AVC1-39363 1000円
◎公演情報
【@JAM THE WORLD春のジャムまつり!2017】
4月1日(土) 東京 新宿ReNY
【シングル『Shout along !』発売記念 リリースイベント】
4月9日(日) 東京 ららぽーと豊洲 シーサイドデッキメインステージ(屋外)
4月15日(土) 東京 昭島モリタウン MOVIX前 ガーデンステージ(屋外)
4月30日(日) 東京 ららぽーと豊洲 シーサイドデッキメインステージ(屋外)
【今夜はあなたのフェスvol.2 ~春の大祭典!!~】
4月18日(火) 東京 渋谷TSUTAYA O-EAST
【ほくそう春まつり】
4月23日(日) 千葉 ニュータウン中央駅前自由通路 同駅コンコースおよび北側ロータリー広場周辺
【シングル『Shout along !』発売記念 mu-moショップ/S.P.Cショップイベント 個別握手会/グループ撮影会/個別撮影会/個別サイン会/ゲーム&クイズ大会】
5月3日(水・祝) 神奈川 横浜 プレミアホール
【ギュウ農フェス 春のSP】
5月4日(木・祝) 東京 新木場スタジオコースト
【Cheeky Parade『LIVE LIVE LIVE!』追加公演】
5月12日(金) 東京 渋谷WOMBLIVE
6月9日(金) 東京 渋谷WOMBLIVE
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