2017/04/01
90年代初頭より“クイーン・オブ・ヒップホップ・ソウル”としてシーンに君臨し続ける歌姫、メアリー・J.ブライジ。2012年以来、約6年ぶりとなる来日公演がいよいよ目前に迫っている。デビュー以降、瞬く間に“女王”の称号を手にし、現在もなお多くの女性シンガーの憧れとして唯一無二の存在感を誇るスーパー・ディーヴァの輝かしいキャリアを、チャート・ヒストリーとともに改めて紹介したい。
メアリー・J. ブライジは1971年1月11日、アメリカ・ニューヨークのブロンクス生まれ。母親の影響で古いソウル・ミュージックを聴いて育ったというブライジは、1990年にアップタウン・レコード女性初の契約アーティストとしてプロ・キャリアをスタートさせた。当時、彼女は19歳。同レーベルにとって最年少の契約アーティストでもあった。そして1992年、ショーン・コムズ(パフ・ダディ/ディディ)のプロデュースでデビュー・アルバム『ホワッツ・ザ・411?』をリリース。ヒップホップとR&B/ソウル・ミュージックを融合したサウンドは、ヒップホップの勢力が高まっていた90年代前半の音楽シーンにおいて、非常に好意的に捉えられ、アルバムは全米ビルボード6位を記録。同作からのシングル「ユー・リマインド・ミー」、「リアル・ラヴ」の2曲が、連続で全米ビルボードR&BチャートNo.1を獲得するという華々しいデビューを飾った。なかでもオーディオ・トゥーのヒップホップ・クラシック「トップ・ビリン」をサンプリングした「リアル・ラヴ」は、全米ビルボード総合チャートHOT100でも7位にチャートインを果たし、彼女の名を一躍メジャー・シーンに広めるきっかけとなった。
以降、現在までにR&Bチャートにおいて多数のNo.1シングルを輩出してきたブライジだが、HOT100における全米ビルボードNo.1獲得は、意外にも2000年代に入ってから。彼女にとって初の全米No.1シングルは、2001年にリリースした5作目のスタジオ・アルバム『ノー・モア・ドラマ』からの1stシングル「ファミリー・アフェアー」だ。ドクター・ドレーのプロデュースによる同曲は、6週連続で首位の座を独走。一方、アルバムにおいては1997年発表の3rdアルバム『シェア・マイ・ワールド』を皮切りに、『ラヴ&ライフ』(2003年)、『ザ・ブレイクスルー』(2006年)、『グロウイング・ペインズ』(2008年)の計4タイトルで全米ビルボード首位を獲得している。
ブライジは昨年秋に新曲「Thick of it」を発表、4月28日にはいよいよ待望のニューアルバム『Strength Of A Woman』も全米リリースされる。今回の来日ツアーは、4月17日に大阪・なんばHatch、19日、20日に東京・STUDIO COASTで公演がおこなわれる予定となっており、20年以上にわたりチャートを彩ってきた数々の名曲はもちろん、ニューアルバムからのナンバーも披露してくれることに期待したい。
◎公演情報【Mary J. Blige Japan Tour 2017】
2017年4月17日(月) なんばHatch
2017年4月19日(水)・20日(木) STUDIO COAST
VIP 1Fスタンディング (特典付き) 15,000円 (tax in./整理番号付)
1Fスタンディング 9,000円 (tax in./入場時別途ドリンク代/整理番号付)
2F指定席 10,000円 (税込/入場時別途ドリンク代)
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