2017/03/28 13:00
ドレイクの新作『モア・ライフ』が2017年4月8日付の米ビルボード・アルバム・チャート“Billboard 200”で初登場1位を記録したが、ソング・チャート“Hot 100”でも様々な記録が塗り替えられている。
最新の“Hot 100”にアルバム全22曲と他2曲の計24曲がチャートインした彼は、通算で154曲送り込んだことになり、リル・ウェインが保持していた135曲の記録を抜き、ソロ・アーティストとしてチャート史上最多の“Hot 100”ヒット記録保持者となった。
リル・ウェインは2012年10月に、それまでエルヴィス・プレスリーが持っていた108曲の記録を抜いた。ちなみに“Hot 100”チャートは58年の歴史があるが、エルヴィスのキャリアはその2年以上前から始まっている。全アーティストで見てもFoxのTVシリーズ『グリー』のキャストだけがドレイクより多くの“Hot 100”ヒットを記録している。
◎米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”チャートイン数ランキング
1位 『グリー』のキャスト 207曲
2位 ドレイク 154曲
3位 リル・ウェイン 135曲
4位 エルヴィス・プレスリー 108曲
5位 ジェームス・ブラウン 91曲
6位 ジェイ・Z 87曲
7位 クリス・ブラウン 82曲
8位 カニエ・ウェスト 81曲
9位 ニッキー・ミナージュ 77曲
10位 レイ・チャールズ 75曲
ニッキー・ミナージュが先週、アレサ・フランクリンが約40年保持していた73曲の記録を抜き、“Hot 100”に最も多くの曲をチャートインさせた女性アーティストとなったばかりだが、彼女は最新のチャートで自身の記録を76曲から77曲に伸ばしている。
ドレイクの154曲中、103曲がリード・アーティストとしての楽曲で、この視点で見ると『グリー』のキャストとエルヴィスだけが彼の上を行っていることになる。
さらに、24曲は一人のアーティストの楽曲が1週にチャートインした最高記録で、これはドレイクの前作『ヴューズ』が“Billboard 200”チャートで初登場1位を記録した2016年5月21日付の週に20曲が“Hot 100”にチャートインした記録を更新したことになる。
また、21曲が一気に初登場したのも初めてで、これも自身の『ヴューズ』より16曲が一気にチャート・デビューした記録を更新した。
最後に、1つのアルバムから同時に“Hot 100”にチャートインした楽曲数としても22曲が最多で、『ヴューズ』(2016年5月21日付)とザ・ウィークエンドの『スターボーイ』(2016年12月17日付)が持っていた18曲の記録を抜いた。
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