2017/03/24
イギリスを代表する人気ポップ・グループ、テイク・ザットのおよそ2年半ぶり、通算8枚目となるスタジオ・アルバム『ワンダーランド』が、2017年3月24日にリリースされた。
本作からは、先行シングル「ジャイアンツ」が2月17日に発売され、英国チャートでは13位をマークするヒットを記録。現メンバーのゲイリー、マーク、ハワードの3人に加え、カイゴやクリーン・バンディットなどの人気アーティストを手掛ける、マーク・ラルフがプロデューサーとして参加。UKらしい、煌びやかなエレクトロポップに仕上がっている。
アルバムの制作もこの4人が中心となり、トゥエンティ・ワン・パイロッツやザ・ブラック・キーズなどの作品に携わったキャリアをもつ、マーク・オーエンや、マドンナの名盤『コンフェッションズ・オン・ア・ダンスフロア』を手掛けた、スチュアート・プライス等が参加している。
ゲストのクレジットはないが、先行シングルの「ジャイアンツ」や「ニュー・デイ」はゲイリーが、6曲目の「スーパースター」はマークが、それぞれリード・ボーカルを務める形でレコーディングされている。また、デラックス盤のラストには、ドラムンベースDJデュオ、シグマによる2016年のヒット曲「クライ feat. テイク・ザット」も収録される。
冒頭のタイトル曲はアラビアン・テイストだし、「ラッキー・スターズ」は80年代風ディスコ、ラテン・バラードのような「ホープ」もあれば、ザ・アメリカン・ポップ直結の「リバー」、ペット・ショップ・ボーイズあたりの時代を彷彿させる「エヴリ・レヴォリューション」や、クリスチャン・ポップのような「イッツ・オール・フォー・ユー」など、ジャンルも時代背景も様々で、まさにワンダーランドな仕上がりになっている。ゲイリーが、本作にについて「このアルバムの世界には、東洋のサウンドも、西洋のサウンドも、あらゆるサウンドが存在している」と話していたのは、こういうことだったのだろう。
テイク・ザットは、今年でデビュー25周年を迎える。アニバーサリーイヤーである今年は、本作『ワンダーランド』を引っさげて、【ワンダーランド・ライブ2017ツアー】を5月5日からスタートさせる。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
『ワンダーランド』
テイク・ザット
2017/3/24 RELEASE
2,700円(tax incl.)
※初回生産限定フォトカード封入
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