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2017/02/21

ボン・イヴェールが新作でサンプリングしたアイルランドの逸材=フィオン・レーガン、5thアルバムを発表

 アイルランド出身のシンガーソングライター、フィオン・レーガンが5thアルバム『ザ・ミーティングス・オブ・ザ・ウォーターズ』を2017年4月19日に日本リリースする。

 2006年にデビュー・アルバム『The End of History』を、<Bella Union>/<Lost Highway>よりリリース。その後も『The Shadow of an Empire』(2010年)、『100 Acres of Sycamore』(2011年)、『The Bunkhouse Vol. 1: Anchor Black Tattoo』(2012年)とコンスタントに作品を発表。その音楽的な評価は高く、アイルランドの【チョイス・ミュージック・プライズ】、イギリスの【マーキュリー・プライズ】、アメリカの【ショートリスト・ミュージック・プライズ】等にもノミネートされ、ルシンダ・ウィリアムズからは「彼の世代からボブ・ディランに対しての返答」と言及されている。最近では、ボン・イヴェールが最新作『22, A Million』のクロージング・トラック「1000000 (Million)」で、フィオンの「Abacus」(デビュー・アルバムに収録)をサンプリング。ベルリンでおこなわれたMichelberger Musicで二人は共演も果たしている。

 そんな彼の最新作となる『ザ・ミーティングス・オブ・ザ・ウォーターズ』は、歌詞やメロディに悪戯心や、彼の持つ固有の温かさや不思議さに満ちた作品だ

 「こんな短いレコードをつくるのに如何してそんなに時間がかかったの、と皆にたずねられるかもしれない。けど、このレコードのアイデアは、僕の頭の中に本当に長い間あったように思うんだよ。今までのレコードを通して、長い時間をかけて進化させてきたように思う」と彼は語っている。

 このレコードはおそらく彼の最高傑作である。温かく冒険的なエレクトロニカの中で、初期のレコードが持つアコースティックな土台を内包しながら、デビュー・アルバムを特徴づける魅力的なウイットとポエティックな観察力を持ち、音楽的探究に対しての新しい感覚も持っている。

 「このレコードを作って、初めて僕は到達したかったところに行けたように思う」とフィオンは語る。これは彼が求めていたレコードではないのかもしれない。彼が見ていなかったところから現れて、彼を違った方向へ導き、彼を違った場所へと運んだレコードなのだ。

 現在アルバムからのタイトル・トラックとなる「The Meetings Of The Waters」が公開されており、ミュージック・ビデオには俳優のキリアン・マーフィーが出演している。


◎「The Meetings Of The Waters」MV
https://youtu.be/AzUZhdVHSUo

◎『ザ・ミーティングス・オブ・ザ・ウォーターズ』トラックリスト
01. The Meetings Of The Waters
02. Cormorant Bird
03. Turn The Skies Of Blue On
04. Cape Of Diamonds
05. Book Of The Moon
06. Babushka-Yai Ya
07. Ai
08. Wall Of Silver
09. Euphoria
10. Up Into The Rafters
11. Tsuneni Ai

◎リリース情報
『ザ・ミーティングス・オブ・ザ・ウォーターズ』
フィオン・レーガン
2017/4/19 RELEASE
2,100円(plus tax)

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