2017/02/09
メディアには顔出しせず、“れ子ちゃん”なるクマのキャラクターをメインビジュアルに活動する女性シンガーソングライター コレサワが、2月5日に渋谷WWW Xにてワンマンライブ【コレサワワンマンショー コレシアター03】を開催。その壇上で、今夏にメジャーデビューすることを発表した。
“私の好きなバンドはなぜか ちっともちっとも売れない”(君のバンド)、“あたしを彼女にしたいなら スッピンまで愛してね”(あたしを彼女にしたいなら)、“君は J-POPを聴かない いつもあたしの 知らない歌を歌う”(J-POP)……。現代の女の子の本音を独特な感性で歌う大阪出身の新星にして、インディーズながらテレビ東京『廃墟の休日』や日本テレビ『バズリズム』といった地上波のエンディングやテーマソング、テレビCMソングにも起用されるなど、すでにシーンから高い注目度を誇ってきた存在だ。
また、先に紹介した“れ子ちゃん”をはじめ、コレサワの全アートワークは気鋭のクリエイター ウチボリシンペ氏が担当していることも特徴のひとつ。タイトル通り3回目を迎えた今回の【コレシアター03】では、近年の大ヒット映画をなぞらえたポスターの数々や、来場者に向けた撮影用のサインボードを展示。ライブ本編もコレサワが“れ子ちゃん”の着ぐるみ姿で登場すると、ステージ後方を覆い尽くす巨大なスクリーンを駆使して、カラフルなアニメーションでパフォーマンスを華やかに彩るなど、独自のアプローチで目にも楽しいアクトを展開した。
ただ、やはりコレサワ一番の魅力は、その歌声とサウンドになるだろう。1曲目の「J-POP」を歌い終え、着ぐるみを脱いで真紅のドレス姿で再登場した彼女が、ギブソンのアコギをかき鳴らしながら歌い上げていけば、観衆は時に手拍子なども交えながら、じっとその姿を見入ることになる。脇を固めるサポート陣もみな女性で、ひぐちけい(g)、なかむらしょーこ(b)、藤澤有沙(key)、U(dr)と実力派揃い。近代的なサウンドレイヤーのロックから心踊るキュートなポップス、深淵をえぐる悲痛なバラードまで、豊潤な音楽を次々に繰り出して観衆を魅了していくのだ。
他にも、入場時には「ひまつぶ誌」なる直筆の小冊子を配布し、その中でマネージャーやバンドメンバーにも内緒にしていたこととして、かつてメイドカフェのバイトの面接に落ちたことを暴露するユニークな一面や、アンコールで披露した感動的な新曲「これから」など。盛りだくさんの内容で“みんなの生活の中のBGMとしてかかったら、幸せになれるような言葉をたくさん歌っていきたいと思います”と、感謝と愛を届けるステージを見せつけてさらなる可能性を見せてくれた彼女。
今後は夏にリリースされるであろうメジャーデビュー作も気になるところだが、先に紹介した「あたしを彼女にしたいなら」が2月18日よりAbemaTVの恋愛ドキュメンタリー番組『オオカミくんには騙されない■』テーマソングとしてオンエアされることが決定。さらには入手困難だった名曲「たばこ」が、3月7日より全国のカラオケDAM独占で新しいMUSIC VIDEO映像付きで歌えるようになり、近日中にYouTubeでミュージックビデオの公開も予定しているという。
スチール:(C) 小坂茂雄、杉岡祐樹
◎公演情報
【里咲りさ×コレサワ「私たちのたくらみ」】
3月12日(日) 東京 池袋Hoteyes
【440(four forty) 15th Anniversary コレサワ×わたしのねがいごと。】
5月15日(月) 東京 下北沢440
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像