2017/02/05
2010年にリリースした『ロック・ダスト・ライト・スター』以来、およそ7年ぶりにリリースされる新作『オートマトン』から、先行シングル「オートマトン」のミュージック・ビデオが2017年1月27日に公開され、話題を呼んでいる。
初っ端から核爆弾が爆発する衝撃的なミュージック・ビデオは、まるでショートムービーのような仕上がりで、近未来的な映像に視聴者を引き込む。ライトを変色させながら、閉じたり開いたりするヘルメットを被ったジェイソン・ケイが、ロボットダンスをするシーンも印象的。
「オートマトン」は、SFっぽいシンセサウンドを起用した、最先端のエレクトリック・ミュージックだが、近年流行していたEDMとはまた違う、ジャミロクワイならではの難解なコード進行も健在の、独自の音楽性が反映している。最新の音は取り入れているが、軸はまったくブレていない。このサウンドにピッタリはまった、ジェイ・ケイのボーカルワークも見事。
サウンドやビデオで表現している通り、この曲は「人間がロボットみたいになってしまった」ことについて歌っていて、デジタルライフやサイバーラウンジ、アンドロイドなど、機械化が進む社会についてのワードも満載。サウンドや映像とはうらはらに、オートメーション化していくことの危機感を訴えている、とジェイ・ケイが話している。
制作は、ジェイ・ケイとメンバー(キーボード)のマット・ジョンソンが担当。3月31日にリリースされるアルバム『オートマトン』も、全12曲(国内盤は13曲)すべてこの2人によるライティングとなっている。未だ音源は公開されていないが、おそらく先行シングル「オートマトン」のような、質の高いエレクトロ・サウンドが並ぶだろう。
5月25日には、東京国際フォーラムで来日公演が決定している。
Text: 本家 一成
◎リリース情報
「オートマトン」
ジャミロクワイ
2017/1/27 RELEASE
デジタル配信
https://goo.gl/g8fWk1
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