2017/01/17
Flowerの全国ツアー【Flower Theater 2016 ~THIS IS Flower~】が、2017年1月16日の東京・国際フォーラムホールAでツアーファイナルを迎えた。
Flowerの全国ツアーは2回目。前回同様【Flower Theater】というタイトルのもと、今回は“一つの物語を感じさせる映画のような世界観”をコンセプトに、全国20都道府県、全22公演で約60,000人(ライブビューイング8,000人を含む)を動員。ベストアルバム『THIS IS Flower THIS IS BEST』の楽曲を中心にして、一人の女性の感情を鮮やかに描いた。
映画のプロローグを思わせるオープニング映像で「物語」の世界に引き寄せると、「人魚姫」で幕開け。「Blue Sky Blue」では傘とブーケを効果的に使い、映画のワンシーンを観ているような演出。さらに、あじさい(「紫陽花カレイドスコープ」)からひまわり(「太陽と向日葵」)へと曲の物語で進んでいく季節のなか、描かれる恋の物語は「初恋」「やさしさで溢れるように」とより深くなっていく。
中盤の「さよなら、アリス」では、佐藤晴美のソロのダンスをフィーチャーし、ドラマチックな表現でストーリーを届け、ボーカルの鷲尾伶菜のアカペラから始まる「他の誰かより悲しい恋をしただけ」では胸に響く圧巻の歌声で会場を包み込んだ。さらには、藤井萩花によるピアノの演奏、感情表現をダイナミックさと繊細さの両面で描き切るダンスパートなど、個々の高い表現力が魅力であるFlowerの真骨頂を存分に見せつけた。
また、会場がさらにヒートアップしたのは、1月11日にリリースされ、ツアーでは初披露となる「モノクロ」のパフォーマンス。イントロダクションのビデオがスクリーンに映し出されるやいなや大きな歓声が湧き、力強さや大人の魅力が溢れるパフォーマンスで一気に会場を熱気で包んだ。
さらにアンコールでは、「モノクロ」の両A面曲として対を成す「カラフル」を本邦初パフォーマンスというスペシャルサプライズ。会場の詰めかけた5,000人は大興奮で、この日一番の歓喜に酔いしれた。
余韻が残るなか迎えたMCで佐藤は「全国各地、たくさんの方と出会ってパワーをいただきましたし、これからもこのパワーを胸に頑張っていきたいと思います!」と更なる飛躍を誓うと、リーダーの重留真波も「2017年も大きな目標をもって勢いづけて頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。
また、坂東希が「10月から始まったライブですが、始まってみたらあっという間でした。この世界観を皆さんに見てもらえてうれしかったです」と約3か月で全22公演を完走した想いを語ると、中島美央も「今日この空間にたどり着いたことを心から感謝しています」と続いた。
さらに、藤井が「涙を流して聴いているお客さんの反応からパワーをもらえましたし、この先、この【Flower Theater】を大きくしていきたいと思います」と今ツアーの手応えを口にすると、最後にマイクを持った鷲尾は「この6人で単独ツアーというのは初めてで、試行錯誤したり悩んだり、不安もありましたが、皆さんの笑顔を観ることができて安心しました!」と胸中を打ち明け、集まった会場のファンに感謝の気持ちを伝えた。
6人それぞれがメッセージを送り、ラストの「TOMORROW~しあわせの法則~」へ。歌詞がスクリーンに映し出され、最後は会場全体が声を合わせ歌いエンディングとなった。
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