2017/01/01
70年代後半からファンク、ディスコシーンで頭角を現し、チャートの常連となったレジェンド・バンド、バーケイズが12月31日、「2016 Yearend Funk Party」と題したカウントダウンライブを六本木・ビルボードライブ東京で開催した。
2012年以来、約4年ぶりのビルボードライブ登場となったメンフィスのレジェンド・バンドの骨太ファンクとともに2017年の幕を開けるべく、ディスコ・フリークで満席となった会場。今回で3年連続カウントダウンライブのオープニングDJに指名されたDJ ATOMのプレイによってすでに熱気に包まれる中、午後10時30分、定刻通りに、カウントダウンにふさわしい白や赤、黒のキラキラした衣装を着たメンバーがオンステージ。豪快なMCとともに黒とゴールドの衣装に身を包んだラリー・ドッドソンが登場すると、大きな歓声に包まれる中、イントロから「SEXOMATIC」、「DO IT」、「LET'S HAVE SOME FUN」を立て続けに披露し、序盤から総立ち状態でカウントダウンライブがスタートした。
すでにダンスフロアと化した会場の熱気に負けじと、ラリーをはじめメンバーも曲の合間にコール&レスポンスやダンスを挟みながら「Shake Your Rump to the Funk」、「Hit & Run」などシングルカットされた人気曲を次々と繰り出し、会場も徐々にヒートアップ。それに拍車をかけるようにマーク・ロンソンのスマッシュヒット曲「アップタウン・ファンク」で畳みかける。最新のヒット曲を織り交ぜる憎い選曲でオーディエンスを沸かせた。
終盤は「Attitudes」のメロウなチューンで少しクールダウンしたあと、ヒット曲「Move Your Boogie Body」、そして本編ラスト=2016年のラストナンバーは、コアファンの間でも人気の高い78年の「Holy Ghost」と、バーケイズらしい骨太のファンクナンバーで2016年を締めくくった。
そして小休憩を挟み、来場者にグラスシャンパンが配られたところでいよいよカウントダウンがスタート。ラリーのコール&レスポンスで会場が一体となり「ハッピー・ニューイヤー」の掛け声とともに披露したのは「Auld Lang Syne(蛍の光)」。バーケイズの粋な演出で大きく会場がお祝いムードになったところで代表曲「Freak Show on the Dance Floor」を満を持してドロップ。待ってましたと言わんばかりにフロアは華やかなニュー・イヤー・パーティーと化し、2017年の幕開けを飾った。2016年の踊り納めと2017年の踊り初めにふさわしい、最高にファンキーで煌びやかなショーを届けてくれたバーケイズ。それを証明するかのように、終演後の会場はオーディエンスの冷めない熱気と興奮、そして笑顔に包まれていた。
Photo: Ayaka Matsui
◎公演情報
2016 Yearend Funk Party featuring バーケイズ
2016年12月31日(木)ビルボードライブ東京
http://www.billboard-live.com
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